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シーズンフィナーレ。
クリエーターのMatt Nixによる脚本、監督なので、いよいよ最終シーズンへの布石が打たれたな、という気がしました。 アクションも派手でダイナミックだったし、見応えがありました。 前回の続き。 サムの容態は悪く、フィオナは知り合いの整形外科医ジェドの家に車を飛ばす。 ジェドはパーティ中だったが、フィオナが強引に治療と緊急手術を引き受けさせ、何とか体内から弾を取り出す事はできた。 サムはすぐに追っ手が現れるので、自分を置いてマイケルたちは逃げるように言うが、マイケルは断固としてサムから離れないという。しかし、彼らはここからどこにも行く事もできない。 その夜ジェドの家に侵入者があり、マイケルたちを襲う。 事前に気付いたマイケルが応戦し、フィオナとジェシーも襲撃グループに反撃して追い返すが、襲ったのはマイケルがカードと捜査していた麻薬カルテルのタトゥをしていた。 今回はCIAの依頼でマイケル暗殺のため送り込まれたと思われる。 と言うことは、CIAで立場をなくして必死なライリーが関わっているかも知れない。 マイケルはカードの悪事を調べた「友人」のブライに頼んで、カルテルと関わっているライリーの不正行為を取り上げてもらおうという。 その場合、マイケルは逮捕されるかもしれない。 ただ、ライリーが関わっている直接の証拠がないので、サムが病院に入院して、現れるライリーの車に盗・聴器と発信器を仕掛け、麻薬カルテルと接触している証拠を掴むことにする。 マイケルはブライと密かに会い、計画を伝える。マイケルは計画が失敗したら死ぬ覚悟だという。 サムを病院に連れて行き、診察を受ける間待機していると、病院からの通報で警察やCIAが集まり始める。 タイミングを見計らい、マイケルが逃亡する様子を見せると、ライリーが率いる捜査班が動き出した。その隙にフィオナが車に装置を仕掛ける。 マイケルは逃亡ルートにバイクを用意し、病院の中を縦横無尽に逃げ回ってライリーの目の前から姿を消す。 焦ったライリーは何者かにコンタクトを取り、これから会うらしいと判る。 フィオナとジェシーが尾行して、海辺で誰かを待っているライリーを観察していると、大型のクルーザーが現れて、そこから麻薬カルテルのアレハンドロ・ロペスが現れる。 ライリーはカルテルがCIAとDEAに取り入るためにマイケルを殺せと命じる。 その様子を見てブライは、組織を脅かすライリーを訴追するという。マイケルを重要証人として保護することもできるという。 しかし現場の写真を撮影しているところに、港の警備員が現れマイケルたちに声をかける。 2人は捜査中だと言って男を遠ざけるが、実はそれはアレハンドロの部下で、手榴弾をブライの車に投げ込んだ。 ブライは逃げ出すことができず、証拠の写真ごと焼け死んでしまう。 全て望みは絶たれたかと思われたが、マイケルはここでライリーを捕らえると言い一人、海に飛び込みクルーザーへ向かう。 ジェシーとフィオナはアレハンドロの部下たちと捨て身の銃撃戦をしてマイケルのために時間を稼ぐが、そのうちクルーザーは出航してしまった。部下たちは慌ててその場を去る。 実は船を動かしていたのはマイケルだった。 マイケルはアレハンドロを倒すと、ライリーと銃を向け合う。すでに沿岸警備隊に通報しているという。沿岸警備隊の呼びかけを無視すると、攻撃される。 マイケルはライリーがカルテルと結託して自分を殺そうとしたと言い、自首するようにいう。 そうしなければ、船ごと攻撃されることもいとわない。 自首しても、自分はアリバイがあり、マイケルがカルテルに関わったような偽の証拠や口座などをねつ造してあるに違いない。 すると、ライリーはそれは妄想だという。 警告をした上で沿岸警備隊が攻撃を始め、ついに折れたライリーは副局長自白の電話をかける。 それから3週間、当局に投降し、個別に監禁されて事情聴取されていたフィオナらが牢を出ると、スーツ姿のマイケルが待っていた。 当局はマイケルらのこれまでの過去を丸ごと消して、放免することはできない。 だから取引し、みんなを守るためにやるべき事をしたというが、フィオナはやりたいことをやったんじゃないのと責める。 バイクの逃走劇も、派手な銃撃戦も爆破シーンもBNらしかったですね。 そして、沿岸警備隊の登場で、スケールの大きなシーン。 これらも皆「CSIマイアミ」でおなじみでした。スパイアクションとして、BNの面目躍如ですね。 CIAの大物と言われるライリーが麻薬カルテルと通じていたというのは残念。 アンソンもそうですが、組織は必ず腐敗するのですね。 だから、それを正そうとする立場の人(ジェイソン・ブライ)がいるのでしょうが、ジェイソン・ブライがもし生きていたら、ラストのような結果になったかどうか、という事だったのかも知れません。 当然、マイケルらが行った事は公にできないし、普通に考えても刑務所に入る事になるのでしょうが、そこでまたマイケルはみんなを守るために、自分が一人闇に沈むことになったのですね。 フィオナが言っていたように、これが終わったら2人でやり直すというのは夢のまた夢、ということですか。 あの拘留施設はどこにあるのでしょう。 周囲を高い山に囲まれた様な場所で、ヘリで出入りするのだから、普通の刑務所ではなさそう。 黒スーツ姿のマイケルは、最初の頃の望み通り、ついにスパイとしてCIAに戻ってしまったようです。 さて、ファイナルシーズンはどうなるのか。 マイケルとフィオナがごく普通の生活を取り戻し、やり直す事ができるのか。 サムは、ジェシーは、マデリンは? 彼らの最後を見届けたいです。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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