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カテゴリ:The Blacklist
今回はケースも興味深かったし、新たな事実も明らかになり、なかなか良かったと思います。面白かった。
「フリンジ」終了後、ジョン・ノーブルが「Sleepy Hollow」に出ていると思ったら、ランス・レディックもゲスト出演でしたね。こちらでは今までとは違うイメージでした。 12年前に失踪した連邦検事補ヘイスティングスが、突然姿を現した。 精神的にショック状態にあるのか、何を問いかけても答えない。心ここにあらずという様子だった。 ヘイスティングスは12年前にカルテルのボスを起訴し、1週間後に失踪していた。 レッドは囚人たちの間で伝説となっている『判事』について示唆する。 無実の罪で起訴され、有罪となっても獄中から無罪を訴える者は、訴状を囚人たちの手を借りて『判事』に渡すという。 バージニア州モンロー連邦刑務所にある図書プロジェクトの倉庫に届けられた訴状は、判事が精査してえん罪だと判断すれば、囚人たちに科されたのと同じ刑を彼らを有罪に追い込んだ刑事や判事、検事などに与えると言われている。 FBIが調べたところ、ヘイスティングスはカルテルではなく、同じ頃に担当した武装強盗のデブスの裁判で、デブスは14年の刑が科されたところ、2ヶ月前に12年で釈放されていた。 デブスのアリバイが隠されたため、有罪になったとされ、ヘイスティングスは同じ12年の刑に服役していたと考えられる。 他にも行方不明になっている検事や判事がいるので、FBIは本格的に闇の裁判所を暴く事になった。 レッドは「カウボーイ」にジョリーンの過去について調べて欲しいと頼む。 ジョリーンとトムは現在、フロリダ州の教員研究会に出席中だ。 図書プロジェクトの貸し出し係には、殺人犯だったフランク・ゴードンがいて、リズとレスラーが関わりを聞くために訪れる。 地下室にフランクを訪ねたところ、いきなりレスラーが攻撃されてフランクを取り逃がす。 その地下室には、全国から寄せられた囚人たちからの無実の訴えがたくさんあった。フランクリンはそれを判事に届ける役目だったらしい。 訴状の最新のものは、明日死刑が執行されるアラン・レイ・リフキンのものだった。 リフキンは兵士としてアフガニスタンに派遣されたが、タリバンに寝返って、村を襲って住民を虐殺した罪に問われていた。 リフキン自身は、アメリカ軍がタリバンの前線基地を間違えて空爆したと訴えていた。 リズらは、リフキンを取り調べたのが当時のクーパー捜査官だったと知り、同じく担当のコノリー検事と共に危険だと警告する。 クーパーはリフキンが有罪なのは揺るぎないと言い、リズらの捜査を認める。 刑務所にリフキンを訪問したリズは、自白が強要されたものかどうか確かめる。 リフキンにはアムネスティ・コレクティブのアドバイザー、ルース・キプリングが付き添っており、クーパーに殴られてしかたなく罪を認めたという。 マリクはフランクのところに残されていた資料をチェックして、リフキンが逮捕後、基地から連邦刑務所に移送される間の時間に食い違いがあると指摘する。 移送の担当はクーパーで、本来なら30分のところが実際には2時間半かかっていた。しかし、裁判所の記録には30分と書かれ、改ざんされていた。 リズが当時、クーパーと共にリフキンを移送したマンソン連邦保安官に話を聞くと、確かに有罪にするのに証拠が足りないと焦ったコノリー検事がクーパーに命じて殴って自白させたと認める。記録を書き換えたのも自分だという。 リフキンはアムネスティの人間と接して、無罪を訴え始めたという。 一方、クーパーはコノリーに会い、事態への対応を相談していた。 FBIに戻ったリズはクーパーとコノリーの前で、取り調べでリフキンを殴ったのかと問う。 クーパーが認めたため、リズはリフキンの刑の執行を延期してもらうよう、恩赦司法局と相談するという。 しかし、すでに判決を再検討する期日も過ぎており、刑の執行を止めることはできなかった。 リフキンは立ち会ったクーパーたちの前で「お休み、母さん」と最期の言葉を残す。 『判事』こと、キプリングは手下のフランクに命じて、クーパーとコノリーを誘拐させる。 事態を知ったリズはレッドに助けを求め、レッドはヘイスティングスから捕らわれていた場所を聞き出すようにアドバイスする。 レッドはかつて同室だった海軍の同僚リチャードに会いに行く。リチャードはレッドに手を貸したと判断され、今は左遷されていた。 レッドは協力してくれれば悪くはしないと言い、リフキンの主張するヘリの誤爆について、当時の記録を手に入れてくれと頼む。 リズはヘイスティングスから何も聞き出す事はできなかったが、帰り際に「お休み、母さん」という言葉を聞いて、キプリングが関わっていると察する。 キプリングの自宅農場に、クーパーやその他の「被告」たちが捕らわれているに違いない。 キプリングはクーパーとコノリーの罪状認否を行い、有罪を宣告した。 クーパーに死刑の準備がされ、農場ではすでにSWATが突入をしようとしていたが、リズとレスラーはキプリングに、リフキンの罪状について、真相を知っている人物を連れて来たという。 レッドはクーパーではなく、キプリングの弁護をしにきたという。 アメリカ軍は、現地の協力者の正体がばれたため、救出するためにヘリを出動させた。 タリバンが到着した時はすでに協力者が救出された後で、疑惑と怒りに苛まれたタリバンは住人を殺し、村を焼き払った。リフキンはタリバンと一緒に行動していたので、彼もまた殺戮に加わった。 しかし、その件が表沙汰になると、アメリカ軍の諜報活動が原因で殺戮が行われた事になるので、国防総省は事実を伏せ、闇に封じたという。 キプリングの父親もまたえん罪で刑務所で30年間を過ごした。 死刑を科すには反駁の余地のないのが原則だ。キプリングは彼女なりの正義を行ってきたが、リフキンは正に自分が行った事で死刑となった。 今ここでクーパーらに死刑を科すとなると、伝説となった正義が貶められる。 キプリングは投降して、リズらは全国から集まった訴状を司法局に引き渡す事にする。 クーパーはリフキンを殴った事で後悔はしないとリズに話す。 リズも上層部に報告はしないと約束する。 クーパーはレッドに今回の事で借りが出来たというが、レッドは戦争が始まろうとしていて、郵便局襲撃やダイアンの失踪はその始まりだという。 この先、レッドはクーパーに力を借りる事になるだろうという。 レッドはリチャードの処遇を見直してやって欲しいと頼む。 カウボーイはジョリーンの自宅を調べ、彼女がずっとレッドの後を追って、各地を移動しているという。 ジョリーンもまた、多数のIDを所持していた。 トムはジョリーンから誘惑されるが、妻を愛していると言って拒む。ジョリーンは「妻ではなくて、ターゲットでしょ」というと、トムは「僕の仕事は彼女を愛することだ」と答える。 ジョリーンのことを調べさせるのに、わざわざ目立つ大男を雇う必要もないと思いますが、とにかく自宅は住んでいる実感がなくて、意味深なフラッシュメモリーやら何やらが見つかった。 何よりも、トムと同じように偽名のIDがたくさんあるのが決定的ですよね。 「君も彼らが寄越したのか?」「僕の仕事は」という言葉に引っかかります。 ジョリーンはトムの正体を明かすために近づいたのか。 しかも、レッドの事も追いかけていた。 一体誰に雇われたのか。 レッドが海軍アカデミー時代の同室だった人物が出てきましたが、レッドが国を裏切った時に、多くの人が処分されたり左遷され、人生を狂わされてしまった。 それなのに、レッドは上から目線ですね。 一応、国家機密をばらす代わりにそれ相応の処遇に戻してくれと頼んでいましたが、レッドとしても償いたい気持ちはあるらしい。 さて、クーパーを助け出した代わりに「戦争が始まる」というのは、誰と誰の間の戦争の事なのか。 ダイアンの失踪はレッド本人のした事のはずですが、ジョリーンも戦争の一部と言うことでしょうか。 ジェームス・スペイダーの口から「Advocate」という言葉が出て来ると、ちょっとアラン・ショアを思い出してキュンとしました。 レッドはわざとガラ悪くしていますが、弁護士役は似合っていましたよね。 「Homeland」など、諜報機関のドラマを見ているので、軍と政府が具合の悪いことを隠したり、リフキンの自白が本物だったかどうか、クーパーが譴責されるのかどうかなど、興味深い展開でした。 クーパーは本当に情けない格好でしたね。 コノリーから指示されて有罪だと信じて暴力を振るったというのは、有罪を信じていようといまいと、やはりダークなレッテルが貼られてしまいました。 いずれFBI本部長に、などという話も怪しいなあ。 こいつ、どっち側?と訳がわからなくなります。単に自分は正しいと信じ込んでいて無能なのかも? アムネスティの名前をこういう形で出すのは大丈夫でしょうか。心配してしまいます。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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