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『最後の標的』
3話続きとはいえ、前話からしばらく時間が経っているようですね。 タイトルが現すのは、モンスターのようなテロリストにも人間的な面があるというのか。 もしそうだと、NCISのイメージもちょっと変わって来たような気がします。 スナック好きのビショップ、強気と弱気が裏腹で、危うさがあり、これまでのギブスの部下のイメージではないですね。 ビショップのNSAの上司マーレンズが、会いに来る。 パーサを追っていたことについて、全く連絡を入れなかったビショップに、報告をしなければ兼任の職を解くという。 どうやらビショップには「過去」があるようだ。 ビショップはギブスに、パーサは今両親の命日を弔うためにパキスタンにいるはずだという。 これまでの行動でそれが予測でき、また居場所については、処分したときに焼け残った書類などから、スワト地区ではないかという。 ポーツマス港では、パーサの用心棒らしき男の遺体が見つかった。パーサが国に戻る前に殺したと考えられる。 ビショップは実は6年前からパーサを追う専門家であると打ち明け、ギブスの怒りを買う。 何を隠しているのかと言われても、ビショップはNSAでの任務は話す事ができないと答える。 信頼できない人間とは働くことができないというギブスとビショップのために緊張したムードが漂う。 アビーとダッキーは、ポーツマス港で見つかった遺体を調べ、用心棒の服を着せた別人だという。 殺されていたのは港湾局の職員リオで、用心棒は脚を撃たれていると思われ、NCISはまだ国内にいるはずの用心棒を探る。 マーレンズからギブスにビショップについて説明があった。 ビショップは最初の任務で中東のテロリスト予備軍を分析していたときにパーサを見出したという。 その後、何度かパーサを捕らえる寸前まで行ったが、ビショップがあまりにパーサに入れあげるので、あえてパーサの捜査から外したという。 マーレンズはギブスにビショップを深入りさせるなと忠告する。 リオのクレジットカードが奪われて、マイアミ行きの航空券が購入されたことから、NICSが空港でパーサのいとこで用心棒だったカリルを逮捕する。 カリルは何もしゃべらないと口をつぐむが、ギブスから捜査を外されたビショップは、自分ならカリルをしゃべらせることができると直訴する。 CIAの諜報活動でカリルの子供が特定されており、今、パーサと子供たちが一緒にいるはずだというと、カリルは動揺する。 今から強襲チームがパーサのいるアジトを攻撃するというと、カリルはアジトの場所を吐く。その近くにはパーサの両親の墓もあるという。 NCISはMTACで統合特殊作戦コマンド(JSOC)の作戦を見守る。 ビショップは、正に今、パーサを捕らえようとしている時に、モルグに籠もってしまう。 ビショップはギブスに、かつてパーサ側から接触があり、心理的にプレッシャーを与えられていた事を打ち明ける。 監視されていると思っていたという。 始めはパーサの揺さぶりに乗って、相手の弱みを掴むつもりだったが、次第に親しみさえ感じるようになってしまった。 それがばれると首になるので、NSAにも報告していなかったという。 ギブスは「駒を動かせ」「仕事が終われば執着するな」とアドバイスする。 JSOCの作戦は成功し、パーサが捕らえられる。 ギブスらは移送中の空母に乗り移って、パーサからテロ組織や次のターゲットなどの情報を引き出すように命じられる。 パーサはどうせ人に奪われるのなら、自分で作り上げた組織を壊してしまいたいと言い、ビショップと話すという条件で、情報を明かすという。 ビショップが営倉に入ると、パーサは小出しに情報を話し始める。 途中でギブスが席を立つと、ビショップはこのまま自分に尋問を続けさせて欲しいと懇願し認められる。 パーサは作戦で肩を撃たれていたが、あえて薬を飲まなかったため、次第に容態が悪くなっていく。 パーサが倒れたため、心配してビショップが駆け寄るが、パーサは隙を見て見張りから銃を奪うと、撃ち殺してビショップと営倉に立て籠もってしまう。 ビショップは人質にして脱出するつもりかと問うが、パーサはビショップと死ぬ気でいた。 営倉のドアを焼き切るのに時間がかかり、ギブスはパーサの妹に関するCIAの情報を利用する事にする。 ビショップの分析では、パーサの目的は金でも宗教でもなかった。大切にしていた家族を失った思いを人に知ってもらうことだったという。ビショップはパーサに説得を続ける。 その時、パーサの妹が兄に呼びかける音声が流れ、パーサが動揺する。ドアを破ったギブスはパーサを撃ち殺す。 ビショップはやっとパーサから自由になり、ギブスのルール11を実行することができた。 ギブスはビショップに将来を予想するのではなく、自分の本能を信じ、起こった事に対応するべきだと話す。 ビショップにとって、ギブスは何を考えているのか読みにくく、それが苛立つという。 しかし、ギブスはビショップを正式に捜査官見習いとして、受け入れると告げる。 ギブスはビショップをやっとプロビーと呼びましたね。 ビショップもNSAの分析官としてNCISに協力をしていて、まだ捜査官ではなかったということか。 ギブスとやり方の違いで対立するのは、上下関係でなかったからなおさら言いやすかったのでしょうね。 ハグしたのは、アビーを見ていたからかな。 「ボス」には普通ハグしないと思いますが、やっとギブスとビショップの心が通じたのは良かったと思いました。 「変わった子」という印象も、ギブス好みに変わって行くのでしょうか。 バッティングマシンというのが、いかにもです。(笑) ぎこちなかったトニーとマクギーとも、もう少し距離が近くなるかも知れませんね。 それにしても、空母の営倉で取り調べて、重要容疑者がしゃべるとは思えないのに、ギブスも不用意でしたね。 警備をしていた兵士が気の毒です。 パーサもやはり、先々シーズンのディアリングと被っていました。犯罪者だが、そうなった事に一定の理解を認めるという感じですね。 リアルタイムで作戦を見るというのは、「Homeland」などを見ていて、当たり前になってきているのだなと思いました。諜報活動でターゲットの家族のDNAを集めているというのも、不思議には思いませんでした。 ところで、パーサがほのめかしていた夫のジャックの問題は何でしょう。どんな人なんだろう。 マクギーはデライラとの交際を続けているようで良かった。 自然な形で、マクギーも苦になっていないようでしたね。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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