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後になって連続殺人ということになりますが、事件の印象としては地味。
サムのキャラクターエピソードでしたね。 軍人のための捜査機関なので、こういったエピソードもNCISだからこそでしょうね。 パパラッチとして有名で、ゴシップ番組の記者、ジャック・チャップマンが侵入しようとした家の玄関で、爆発に遭い死亡した。 チャップマンはNBAの選手ブリガムと取材でトラブルを起こしており、侵入しようとした家の持ち主がCIA職員のボーダーズだったため、CIA幹部からグレンジャーに直接協力要請があった。 サムは玄関先に足で踏んで起爆する、簡易爆弾(IED)を見つけ、Gはバラの花びらを見つける。 ディークスとケンジーはブリガムの邸宅を訪れ、前日のアリバイを確認する。 ディークスはブリガムと子供の頃から親しく、そのことを知ったケンジーは驚く。 ボーダーズはチャップマンの事を知らなかったと言い、家は売るために空き家だったという。 そして、一等軍曹マイク・ジョンソンと婚約して一緒に住んでおり、ジョンソンが時々家の様子を見に行っていたという。 ジョンソンは1ヶ月の訓練中でまもなく戻ってくるというが、それならばターゲットはジョンソンということになる。 戻ってきたジョンソンによると、チャップマンとは幼なじみで自分が留守の間、家の点検を頼んでいたという。 すぐにジョンソンとその家族の身柄を保護することになったが、軍隊式学校に通っているジョンソンの息子デヴィンは芯から軍人として行動し、父親を階級で呼んでGを驚かせる。 ネルはバラの花びらから、類似の爆破殺人事件を思い出す。 被害者は皆軍人で、現場には指輪やネックレス、香水の瓶などが置かれていた。 これらは厳しい軍人の父に対して、母親の愛情を求めるような行動と理解できる。 案の定、被害者の息子たちは皆軍隊式の学校に通っていた。 さらに、彼らは死亡する直前に交通事故に遭っていたことがわかる。 NCISはジョンソンが死んでいないと犯人に知らせ、再度近づいてくるのを待つことにする。 ジョンソンも危険なミッションを進んで受けると答える。 サムは自分も軍人一家で、父親が厳しかったため、ジョンソンの家庭に理解を見せる。 厳しさも愛情のあるしつけだという。 いつもジョンソンがコーヒーを飲むという、屋外のカフェで犯人を待ち受けていると、怪しい男が浮かび上がる。 すぐさま駐車場に向かうと、そこに別の車がジョンソンめがけて突っ込んできた。 乗っていたのは、まだ少年のリチャード・ミルズで、彼もまた軍隊式学校に通い中退していた。 リチャードは思い込んだように、軍人の父親らに憎しみをぶつけ、尋問で追い込まれると子守歌を歌って自分の世界に入ってしまう。 関連する爆破事件については、誰かをかばっている事が明らかだったため、NCISは母親のエステルを呼ぶ。 リチャードには兄のデイヴィッドがいるが、デイヴィッドは軍隊に入るも、上官に暴力をふるった行動で不名誉除隊になっていた。 エステルの最初の夫は戦死し、二度目の夫は子供たち、特にデイヴィッドに対して厳しかったという。 その夫も家を出て消息がわからないというので、NCISはデイヴィッドが母親や弟を守るために義父を殺したのではないかと追及する。 エステルは憔悴しきっていたが、厳しく追及されてデイヴィッドの居場所を答える。 デイヴィッドは廃校になった高校に隠れていて、立ち入ったサムやGに発砲してくる。 サムはデイヴィッドがそこで簡易爆弾を制作しているのを発見し、捕らえたデイヴィッドに次のターゲットをしゃべらせようとする。 自分がスイッチの上に立たされたデイヴィッドは、母親の事を持ち出されてついに次のターゲットがルイス曹長だと明かす。 ケンジーとディークスがルイス曹長の身柄を確保するが、息子が下校して家に入る時間だというのでサムとGが急行する。 すでに少年はスイッチを踏んでいたが、サムが身を挺して爆発をかわす。 サムは自分にとって厳しい父ではあったが、彼から大いに影響を受けたとGに言う。 サムは久しぶりに「ハンナ大佐」に電話をかける。 子供が父親を階級で呼び、「sir」というのはさすがに違和感がありましたね。 学校でそういう風に教えられるのでしょうが、何だか洗脳されているみたいで怖い。 いずれ軍人になった時にはどういう大人になるのかな。 自分の子供を持ったときにも、その子を軍人にするのかな。 「コールドケース」で軍人の家庭に育った娘が、女性として初めて士官学校に入ってがんばる、というエピソードがありましたね。父親に認められたかったのでしょうね。 厳しい教育も方向を間違えると、ミルズ家の子供たちのようになってしまうかもしれない。ほどほどが必要だ。 サムもまた立派な父親にしごかれて軍人を目指し、今でも父親を大佐と呼ぶ。 軍人の家庭とはそういうものなのでしょうか。 サムのキャラクターについてですが、今シーズン、娘のためならどんなハロウィーンの仮装も厭わないし、ネイビーシールズで人格者だし、カレンに比較してものすごく良い人のイメージが高まりましたね。 潜入捜査官らしからぬ。 LL Cool J本人にはちっともそういうイメージがないのですが(笑)、いずれ年老いた「大佐」とのストーリーや娘のゲスト出演など、あるのかもしれませんね。 今回驚いたのは、曹長クラスでプールのある邸宅に住めるという事。 LAではそれが標準なのか、あるいは軍人専用住宅だからなのか。 多少、話を盛っている感じはありましたが、NCISなので良しとします。 ディークスがケンジーに良いところを見せるのが楽しかったですね。 いつもケンジーにやり込められるけれど、ブリガムにはケンジーのことをしっかり話していたり、バスケが上手いとか、点数が高かったです。(笑) ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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