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カテゴリ:Major Crimes ~重大犯罪課
シリーズ・フィナーレ。
ついに、13年間続いた「クローザー」~「Major Crimes」に終止符が打たれる。 改めてそれぞれの第1話を見直してみましたが、おじさんたちも始まった時はそれなりに若かった。(笑) あのころは女性の指揮官や強いヒロインが活躍するドラマが数多くありましたね。 最後の4話は番外編というのか、閉店感謝セールのようでした。 やっぱり、2話連続で見たほうが良いかも。 重大犯罪課はハントが殺された精神科医のオフィスを調べる。 タオに呼ばれたモラレスは、精神科医の体に残るナイフの痕がベクテルと同じだと考える。 壁には「次はラスティだ」という文字が残されていた。 ラスティはストローの身になって考え、ストローがベクテルの不動産について調べたかったのではないかと思い、娘のタミーに連絡を入れる。 しかしタミーは電話に出ず、そこに制服姿のノーラン刑事が現れ、シャロンのアパートはもはや安全ではないと告げる。 プロベンザはラスティとガスを本部で預かり、監視下に置くことにする。 交通カメラにストローらしきバイクの男が映っているのが確認された。 プロベンザはマスコミにストローとディランの情報を公開し、市民の情報を求めることにする。 ディランはビットコインを自分の口座に送金し終わり、エラと逃亡する準備にかかる。 しかし、エラに電話するとそこにはストローがいて、奪った金を返せと迫る。 エラの首にはロープがかけられ、ストローはディランが金を盗むと予想していたという。 ディランは逃走用の金を残してくれと頼むが、ストローは一刻の猶予もないという。 ディランが直前に公開情報のフォルダーにアクセスしたことから、タオはディランの居場所を追跡しはじめる。 フリッツは警護班の出動を申し出て、プロベンザはスレットアクターに気づかれないように不意をつくという。 合同チームはディランのアジトに侵入したとき、ディランはストローへ送金を終えていた。 ストローはエラをそのままにして立ち去り、ディランは警察の封鎖を強行突破しようとして、射殺されてしまう。 警察はディランのモニターに映っているエラを救うべく、携帯電話から居場所を探す。 タオはデススイッチの仕組みを探り、PCに暗号化されたデータがあることを見つける。 タイマーがゼロになれば、それらのファイルはFBIなどに送りつけられると考える。 エラは踏み込んだ警察に保護され、ストローの行き先を問う。 タイマーがゼロとなり、重大犯罪課にディランのファイルが送りつけられた。 ディランは動画メッセージで「トラベル」というファイルを調べるようにと告げる。 そこには旅程表があり、ストローがヴァンクーバー行きのプライベートジェットを予約していることがわかった。 引き続き、LAPD全体で空港へ向かい、メイソンは数百人の警官を配置した。 大量のファイルを分析し始めたバズは「その他」のファイルに、ストローが検索した名前があるのをみつける。 いくつかの名前には横線で消され、「ミズ・ベクテル」という名前にはクエスチョンマークがつけられていた。 それを聞いていたラスティはタミーと連絡が取れないと訴える。 タミー・ベクテルは父の遺品を整理するため、マリーナの父の家にいるはずだという。 プロベンザの要望に、メイソンは人員不足でマリーナに人員を回すことはできないと断り、ついにラスティが自分がマリーナに行くと言い出す。 しかたなく、プロベンザはバズと共にラスティとガスを連れマリーナのベクテルの家に向かう。 ラスティとガスを家の外に待たせたプロベンザは、室内でタミーが殺されているのを発見する。 ストローの姿はなく、プロベンザは壁にかかる「ミズ・ベクテル」というクルーザーの写真を見て、バズには通報せずここに残るようにいう。 マリーナの「ミズ・ベクテル」に乗り込んだプロベンザは、船内にストローがいることを確信して賭けに出る。 ラスティは何も言わずにプロベンザが出ていったことを不審に思い、室内の写真を見て行き先を察する。 プロベンザの携帯が鳴り、ナイフを持ったストローが姿を見せる。 プロベンザは背後から銃を向け、ストローに武器を捨てるようにいう。 「俺を撃たないのか」というストローがプロベンザの渡した手錠をかけようとしたとき、ラスティがストローを射殺してしまう。 プロベンザは、ストローが銃を隠しもっていたことを確認し、自分が撃ったことにするので、ラスティには何事もなかったように立ち去れと命じる。 プロベンザの行為は市警内捜査課によって正当とみなされ、ストローに関する捜査は結末を迎えた。 チャーター機はやはり捜査の撹乱を狙ったようだ。 サンチェスは昇進と共に異動することになり、仲間に別れを告げる。 プロベンザはバズに警察学校に行き正式に刑事として戻ってくるようにいう。 ラスティは司法試験を受けて、検事局で働くつもりだ。 プロベンザはこの仲間たちと共に、重大犯罪課は犯罪者を決して諦めずにこの仕事を続けると締めくくる。 スピンオフを目指して実現しなかった警護班、SWATのヘリも総動員で、迫力がありましたね。 でも、ノーラン刑事はあれだけ?期待した割にちょっと物足りず。 ストローもディランも逮捕して裁判にかけられることはない、ということでしたので予想通りの終わり方でしたね。 古い刑事ドラマのようなクライマックスで、警官が悪い奴を成敗してこちらはすっとする。 ブレンダもシャロンもいないのですから、裁判に勝つことを考えなくても良いわけだ。 警察を訴える人もいないでしょう。 それでも、トドメを刺すのがラスティだったのは意外でした。 プロベンザは法に乗っ取ってストローを逮捕しようとしていたのに、ラスティは感情のままに動いてしまった。 これから法律家になるというのに、それで良いのか、シャロンはなんと言うのだろうと思いますが、ラスティがそれを悩むこともなさそうです。 ガスは最後までラスティにくっついているだけでしたが、2人に仲直りがあるのかもしれません。 ラストのサンチェスのお別れの言葉で、思わず涙が出ました。 役者さんの本心も含まれているのかどうか、本当に心からの感謝の気持ちと寂しさが感じられて、ここだけで満足できました。 強盗殺人課の刑事たちが集められて作られた重大犯罪課に、自白のスペシャリストのブレンダが来て、それから手順を重視するシャロンが来て、LAPD内の縄張り争いもあって、その中でプロベンザはチームを守り抜いたのですね。 年をとっても意気軒昂、最後は王道の警察ドラマとして終わったのだなというのが感想です。 女性管理職よりも、ベテランの活躍に目が向けられた。 長い間、本当に楽しませてくれました。ありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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