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カテゴリ:NCIS~ネイビー犯罪捜査班 S1-3
#16 Bête Noire
ノーフォーク海軍基地のリトルクリークでテロリストの疑いをかけられたカサムをNCISが取り調べようとして、武器を出したためギブスが射殺した。 ダッキーは深夜にイスラエル大使館からの要請で、ロイヤルネイビーの将校の検視で呼び出される。 しかし、ジェラルドが遺体袋を開けると中から銃を持った男が現れる。 男はカサムの遺体をチェックした後、血液などの検視室で採取した証拠品をもってくるようにいう。 アビーは1ヶ月前から検視室恐怖症になっており、証拠品をケイトに託して検視室に持っていってもらう。 男はケイトが捜査官だと見抜き、人質に取ると同時に、ダッキーが嘘をついたとしてジェラルドの肩を撃ち向く。 ギブスは検視室で何かが起こっていると察し、カサムの背後関係を追うとともに、検視室の様子を探る。 男はカサムの家宅捜索の証拠品を持ってくるようにギブスに告げるが… ついにアリの登場ですね。 初見時にはテンポも早いし、ハマスがなにかもわからずただ見ていただけですが、今となるとはー!と思います。 リトルクリークではイスラエル軍が訓練を行っていたところで、売店の男が天然痘のウィルスを使ってテロを行おうとしていた。 しかし、ギブスが尋問前に仕留めたため後始末の男がモルグに侵入した。 その男の冷酷で知識の高いところやサイコぽい様子など、存在感は圧倒的で、脱出困難と思われていた場所からまんまと逃げおおせてしまう。 一体やつは何者なのか? この時、ケイトとアリの間には何かの繋がりが生じたのが見られますね。 ケイトは気が強く仕事熱心なために事態が裏目に出てしまうのですが、アリの目から見るとケイトはミニ・ギブスですよね。 当然、アリはケイトに執着心を持っただろう。 そして、せっかく優秀だったジェラルドがこのエピソードで退場してしまう。 多分、弟子としてそつがなく、後のパーマーのようなゆるい会話ができなかったからなのだろうなあと思います。 タイトルはフランス語で「大嫌いなもの、人」でギブスは「知っている、悪夢だろ」と間違えるわけですが、邦題はそこを上手く使っていますよね。 最終話でまたアリは登場しますが、アリの本性はまだ見えてきません。 #17 The Truth Is Out There 流行りのナイトクラブの地下トイレの屋根裏が抜け落ち、遺体が落ちてきた。 死亡していたのは、パクスタント・リバー海軍航空基地の倉庫に勤務するゴードン一等兵曹で、ダッキーは遺体を見て、死後に服を着せられたと断言する。 全身に骨折があり、飲酒後クラブの駐車場でひき逃げされたと見られる。 また、頭にはラテックスの破片、安全ガラスの破片、手からはベビーパウダーが検出された。 ゴードンは同じ職場の仲間4名と昨夜クラブに出向き、4名はゴードンが女性と一緒に店を出たままわからなくなったと証言する。 ギブスは4名の証言が一致しすぎると疑う。 基地のゴードンの部屋は何者かが探しものをした痕跡があり、ギブスはスピーカーの中から4万ドルの札束を見つける。 NCISは、ゴードンが身の丈に合わない金額の金を隠し持っていたことから、上官のナッター上級兵曹長が業者からリベートを受け取っていて、それを知ったゴードンが脅していたのではないかと考える。 クラブの駐車場に残っていたタイヤ痕から車種を絞り込むと、ウォン下士官の車が該当した。 しかし、その車は弟に貸しているという。 ゴードンと仲間たちはいつもつるんでおりナッターは「五銃士」と揶揄していた。 調べを進めると、悪戯を仕掛けられたゴードンがウォンに仕返しをしようとしていたことが分かるが… このタイトルを見たら、X-FIlesをもじっていたということはすぐにわかります。 登場する兵士たちやクラブの名前、どこかで見たような最先任上級兵曹長が正にエイリアンのバウンティハンター役だったりと、ニヤニヤします。 兵士たちがエイリアンの演出をしていたのも、いかにもそうですよね。 引用したウォーターゲート事件のディープスロートも、X-Filesに登場しました。 というと、脱力系のエピソードのようですが、アリ(この段階では名前は不明)に撃たれたギブスが早速復帰し、絶対にあいつを捕まえてやるとピリピリしているため、その影響がトニーたちにも及んでいます。 いくら何でも弾が貫通したのだから、車の運転をするのも痛いだろうと思うのですが、ギブスはおくびにも出しません。 時代を感じさせるPDAなどの機器は、今となってはすべてスマホで置き換えられましたね。 シーズン1のギブスはベテラン刑事のようにメモを取りながら、地面に這いつくばるように証拠を探しますね。 海兵隊でかつて何を専門としていたのか、想像がつきません。 3度の結婚と失敗を経験し、何かに苛ついていて、そのために地下室に船を作っているギブスのキャラクターはまだ謎です。 #18 UnSEALeD かつて妻とケーブル業者を殺したとして有罪判決を受けた元ネイビーシールのカーティン一等兵曹がレブンズワース刑務所を脱獄した。 カーティンはずっと無罪を主張しており、PTSDを患っていたことで仲間のシールズから有利な証言を受けていた。 ギブスはカーティンが息子を預けている妻の実家に現れるとして、ケイトを警護に残す。 その夜、カーティンが現れ、ケイトを拘束すると、息子のケビンと時間を過ごす。 別れを告げるためだと言い、ケイトがマクギーの応援を求めて、逃亡するカーティンに傷を負わせた。 カーティンはただ逃げたのではなく、真犯人を突き止めたのではないかと考え、カーティンが刑務所で持っていた書類を取り寄せ、当時の裁判を担当したコールマン中佐などから話を聞く。 カーティンの所属する隊は911後にアフガニスタンに派遣され、カーティンは帰国後に妻と男が殺されている現場に出くわしたという。 カーティンの妻とケーブル業者の間には何もなかったことがわかっており、NCISは派遣中の妻の行動に注目する。 妻は上官のフォーリー中佐の妻と何度も連絡を取り合っており、負傷したフォーリーがカーティンより一足先に帰国していたことがわかるが… JAGメンバーとして、コールマン中佐の出演ですが、本家の出演はNCISの実質パイロットエピソードとなった2話のみ。 でも、懐かしいJAGの会議室が使われていましたね。 過酷なネイビーシールの任務や帰国を待ち続ける妻たちの話題は、「Sael Team」を見ているので、なおさら理解できます。 そして、今回はトニーの映画「逃亡者」のネタが面白いところだったのですが、吹き替えではさすがにトミー・リー・ジョーンズの真似は再現できなかったかな。 マクギーはついにこのエピソードからレギュラーとして、チームに加わることになりました。 それを祝ったかどうか、ラストでメガネを届けに来てくれた赤毛美女はベリサリオの4人目の妻、つまりマクギー役のショーンの実の母でした。 「トニーとケイトがギブスに質問があるそうです」というのはそういうことだったのかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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16話……ケイトがメスで攻撃する時……少しでもトニーの言うように「ストックホルム・シンドローム」の要素があったのかなぁ。……トニーの反論にケイトは再反論しませんでしたね。……もちろん、シークレットサービス出身のケイトは攻撃訓練が不足しているけど。
アリの声、吹き替えがハンサム声すぎて……英語に切り替えるとちょっと渋い声です。 NCISのベット・ノワール⇒⇒アリですが……トニーのベット・ノワールが吸血鬼で……アビーのベット・ノワールが検視室……ラストシーンの前には、吸血鬼風ゴスのアビーが検視室問題を克服して検視台の上でニッコリ……しかし、ラストシーンは、真のベット・ノワール=アリの「写真」に発砲するギブス!!あぁ、この日にギブスがアリの頭部を狙っていれば……(と銃社会に洗脳されてしまった感想です。) 17話……「もう二度と犯人を取り逃がさない!!」と叫ぶギブス。 このエピソードは……シュワルツェネッガー系の顔=ブライアン・トンプソン=兵曹長が出てきた段階で犯人と動機まで思い出しました。 そうか……題名だけじゃなくて、この俳優も&パーティー名の「スポトニッツ」=Xファイルの脚本~監督~製作総指揮フランク・…スポトニッツ…などなどXファイル・トリビュート風の話だったんですね。 ギブスの「各目撃証言は必ずバラツキがあるはずだ」……も印象的なセリフでした。 18話……「正しかるべき正義も時として……。彼は身に覚えのない妻殺しの罪で……」という設定のエピソード。 僕にとってのジェラード警部の声はTVシリーズの加藤精三さん(オドー~星一徹)です。……トニーのT.L.ジョーンズを原語の方で聞いてもピンと来ませんね。マクギーのしっかりしたダメ出しが正しいように感じます。 題名のアンシールド……「立証されていない」&シールズ隊員が犯人ではなかったという掛詞でしょうか。 ラストの赤毛さん……そんな仕掛けがあったなら……ビビる?トニー&ケイトの直後のテロップ=制作のドナルド.P.ベリサリオの前に……スペシャルゲスト ヴィヴィアン・ベリサリオ……と一瞬だけでも出したら面白いのに! (August 26, 2020 12:36:05 AM)
今後のドラマ全体の出発点となる16話でしたが、今見直すと印象深い点がいろいろありますね。
多分、ケイトがためらわずメスで襲いかかってもアリには通用しなかったでしょうし、その場を圧倒するアリの存在感やすでに被害が出ている状態で、次の展開を予想すると、ためらってしまったかなあ。 ギブスはお膝元に侵入されて、まんまと逃げられたことに相当頭にきていますね。 これまでの経験から、勝てると思ってしまったのでしょうか。 18話くらいになると、古い映画を知らないはずトニーが、映画などを引用するするようになってきますね。 彼らの年齢からすると、デイヴィッド・ジャンセンのTVシリーズは古すぎたのかも? まあ、映画版はジェラード警部の追いかける印象がより強かったですからね。 お硬いマクギーがいるからこそ、トニーのおふざけが許されるようになったわけで、役柄の割り振りが成功していますね。 (August 26, 2020 08:41:45 AM) |