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スピンオフの「Organized Crime」とのクロスオーバーとまではいかないものの、できればそちらを見ておきたいなと思いながら見ていたら、まさかの2パーターでしたか。
しかも、そんな~ キャットの従姉妹リリーと交際しているセレブのエグゼビアが安ホテルで死亡しているのが見つかった。 裸でベッドにくくりつけられており、薬物の過剰摂取により死亡したと見られる。 カードや現金がなくなっていた。 発見したのは元警官のムルホールで、売春婦と見られる女性が目撃されており、裕福な既婚者を狙ってこの2ヶ月で4回ほど似たような事件が起こっているという。 理由としては粗悪なドラッグが出回っていることで、SVUは財布に残っていたバーのレシートから聞き込みを行う。 目立つ白人の女性が店に現れ、男を物色し始めるとエグゼビアと良い感じになり、その後黒人の女性が現れて派手に遊んでいたという。 キャットはリリーから話を聞く。 エグゼビアはインスタで女性にDMを送り、そのことでリリーは怒っていたという。 ホテルの防犯カメラには3人めのアジア系の女性が映っていた。 いずれも風紀課では情報がなく、手慣れた手口で男たちを陥れて金品を奪っていることが想像される。 検視官のワーナーは、オキシコドン、フェンタニル、MDMAを検出したという。 ただ、セックスはしていなかったようでDNAは検出されなかった。 オリビアはステイプラーと言葉を交わす。 ステイプラーはキャシーは狙われて殺されたという。 しかし、遺族であるステイプラーが捜査に関わることはできない。 オリビアは自分もステイプラーと距離を置くように釘を刺されていると言い、ステイプラーにはもっと自分を大切に、子どもたちの心を守るようにという。 ホテル・ムーランで同様の事件が起こる。 被害者は個人投資家のポール・ランドリーで、白人とアジア系の女性が目撃されていた。 オリビアは弟のサイモンがこのホテルで薬物の過剰摂取で死亡したことに気づく。 サイモンは裕福ではなかったが、薬物によって殺されたのではないか。 オリビアは当時の担当刑事に事情を聞くことにする。 フェルナンデス刑事は、サイモンが死亡した事件について単なるジャンキーの薬物過剰摂取による死亡として済ませていた。 当時、所持金も残っておりカネ目当ての犯行には見えなかった。 オリビアはサイモンが自分の弟だと明かし、遺品を引き取る。 ノアと一緒にランチをする約束だったサイモンは予定の時間に現れず、オリビアは「もう二度と電話をかけてこないで」というメッセージを残した。 幸いサイモンはそのメッセージを聞かなかったようだ。 携帯の履歴では死亡した日、サイモンはエドワード・ブダスキーという人物と連絡を取っていた。 サイモンの死を捜査したいというオリビアに、フィンはステイプラーと同じ立場ではないかと指摘する。 フィンとタミンがブダスキーに面会して話を聞く。 ブダスキーはサイモンの依存症の会の支援者だった。 ブダスキーによると、ニュージャージーからNYCにやってきたサイモンはまた薬をやりたいと電話をかけてきた。 もちろん、止めたがサイモンはニュージャージーに戻りたがっていたという。 ムルホールからまた別のホテルで被害者が出たと連絡が入る。 やはり白人と黒人とアジア系の女性が目撃されており、医師のリンダーマンが自ら拮抗薬を飲んで一命をとりとめたという。 立場上表沙汰にはしたくないというリンダーマンは容疑者の女性について、パイパーと連絡がつくという。 パイパーはモントリオールではクラブダンサーをしており、アメリカでもいくつかの犯罪歴がある。 逮捕したところ、男性用の時計や1万ドルのキャッシュを所持していた。 その中でタブレットには、今回の被害者3人の映像があり、ブダスキーとサイモンと一緒に撮影している写真があった。 断酒会の支援者というのは嘘だったのか。 ブダスキーはサイモンとは高校の同窓生だと明かし、金に困っていたサイモンに会って金を貸そうとしていたという。 サイモンは妻との離婚など、悩みをうちあけ、姉とのランチの約束についても尻込みしていた。 ブダスキーはサイモンを励ますつもりで、知り合いのパイパーを呼び酒を飲んだ。 後からデスピナという女性がやってきて、ホテルへ行きドラッグを勧められたという。 ブダスキーが意識を失い目を覚ますと、女性たちの姿はなく、サイモンは冷たくなっていた。 その後救急車を呼ぶなど、対応したものの、自分は妻子がある身なので姿を消したという。 今回の関係者にデスピナとアジア系のジェイドを捕らえ面通しさせるといずれも特定したため、立件できそうだ。 オリビアはサイモンも窃盗目的の故殺に問えないかと考える。 カリシは売人の特定をしなければならないというが、パイパー、デスピナ、ジェイドとも口が堅い。 背後によほど怖い存在があると見られる。 逮捕時にパイパーがもっていた薬物は、最近流行り混合薬の「パープルマジック」とわかる。 ただ、その調合は微妙に違っている。 流通ルートについては、現在組織犯罪班が追っているのでオリビアはステイプラーに情報を求めることにする。 組織犯罪班は別件でウィートリーという人物を追っていた。 ステイプラーの妻キャシーを狙ったと見られる事件の黒幕らしく、製薬会社を経営するウィートリーが裏でパープルマジックを市場に流しているという。 しかし、そのパープルマジックとも今回の薬物の調合は異なっている。 パイパーの携帯を調べていたタミンは、サイモンらしき人物が倒れている動画を見つけた。 そこにはジェイドとドラッグの売人と見られる男が映っていた。 男はパイパーの運転手をしているフェリックスで、ジェイドと親しそうだ。 ジェイドはフェリックスをかばうような言動を続けるが、ジェイドとフィリックスの間には娘がいるとわかる。 オリビアとステイプラーは、ジェイドにフィリックスの背後に国際的な犯罪組織があると告げ、事の重大性をわからせようとする。 フェリックスは組織の黒幕を裏切り、独自のルートで自ら調合した「パールマジック」を販売していた。 オリビアとステイプラーの尋問で、ついにフェリックスは犯行を認めたため、警察は組織の黒幕を逮捕するためにフェリックスにマイクをつけておとり捜査させる。 しかし、敵もフェリックスの揺さぶりには反応せず、フェリックスはデリバリーの仲間とみられる存在に撃たれてしまう。 慌てるオリビアたちを敵は攻撃した… あの角度だとステイプラーは撃たれたことになりますが、さてどうなるのでしょう。 オリビアはステイプラーの陰に隠れていて無事と思われ。 SVUではあまりドンパチはないのですが、さすがにステイプラーを殺すことはしないと思っています。 NYでスピオフ関係となると、今後はシカゴシリーズみたいな感じになるのかな。 それにしても、フィンとオリビアとステイプラーが3人で捜査している姿には胸にこみ上げてくるものがありますね。 かつての同僚がまた顔を合わせた、まさかこんなことが起こるなんて、思いもよらなかったなあ。 オリビアの弟について、前のエピソードで言及があったなと思ったら、なるほどこういうことだったのですね。 死んだのは自分からドラッグをやって過剰摂取をしたのだから、何かやり方があったのではないかと悔やんでいたら、恨むべき相手がいたことがわかった。 それでオリビアの気持ちが楽になるかどうかわかりませんが、きちんとケリを付けてほしいです。 キャットの従姉妹のリリーが無理やり交際を続けたエグゼビアにひどい目に会う、というストーリーはなくなりましたね。 背後のドラッグディーラーの組織は相当危険で、SVUの関わるべき相手ではなさそう。 それでも、オリビアとステイプラーがそれぞれの懸案を協力して解決できれば良い。 後半を待っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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>フィンとオリビアとステイプラーが3人で捜査している姿には胸にこみ上げてくるものが… フィンを引退させないのは……こういう歴史性ある展開のため……という面もあったように思う、のは……うがち過ぎかな。 >すがにステイプラーを殺すことはしないと思っています。 アメリカ同時放映のスピンオフ作品の主演……ということで僕は油断していました。こっちで撃たれてしまうとは!!……制作&脚本陣、やってくれますねぇ。 今回の弁護士=アジア系女優Kathleen Choeさん、 「D.D.D.私はラブ・リーガル」のMargaret Choさんかと思いましたが…… Cho(趙)さんからコメディ要素を減らしたのが、今回のChoe(崔?)さんですね。……姉妹や親戚ではなさそうです。 >オリビアは「もう二度と電話をかけてこないで」というメッセージを残した。 >幸いサイモンはそのメッセージを聞かなかったようだ。 ……オリビアの悔いが消えるわけではないけれど、 事実は事実として、オリビアの罪悪感に微妙な変化を与えたような。 ブダスキーsaid「サイモンwas as smart as I was. Just made bad choices.」 サイモンは言い続けた "Why do you have everything? I have nothing" 彼は飲みまくり、父親が自殺したこと、妻がどのように去って行ったか語りつづけ…… 「姉とランチの約束をしているけど……」 「But he was too embarrassed to show.」=字幕は「会いづらい」ですが、どういう意味合いだったんでしょうねぇ。 >キャットの従姉妹のリリーが無理やり交際を続けたエグゼビア…… あのとき裁かれることを免れたエグゼビアにとっては自業自得となり……リリーにとっては忘れ得ぬ教訓にできるかどうか。。。。 (August 9, 2021 04:39:11 PM)
今回は容疑者も弁護士もアジア系というのが印象的でした。
ホテルがムーランだったから? でも綴りがムーラン・ルージュの方なので、関係ないですね。 白人、黒人、アジア系とダイバーシティを意識してのキャスティングだったと思います。 >字幕は「会いづらい」ですが、どういう意味合い 先シーズンに突然姿を表したサイモンは、強引にノアに会わせてほしいと迫って、オリビアも断りきれなかった感じでした。 サイモンにはまだ精神状態に波があって、落ち込んでしまいやはり顔を出すことはできないという気持ちになったのではないかと思います。 子供の前ですから、率直な質問をされると答えられないとか、気持ちはわかるような気がしますけどね。 ところで、今回のタイトルですが「Trick-Rolled 」というのは、「rick-rolled」をもじったのかな。 釣りリンクというような意味ですが、トリックにするとより騙されたという意味が加わるのでしょうか。 3人の女性による犯罪、久しぶりの3人顔合せ、うーんどういう意味なのだろう。 (August 9, 2021 06:37:40 PM)
josetangelさんへ
タイトル……Trick-Rolled at the Moulin…… まずは、素直に……イギリス俗語としての「trick roll=美人局」から、今回の犯罪が……脅し役の男が登場しない、変形の美人局犯罪であることを示唆した題名かな。 ギリシア語源&ラテン語源の「tri=3」のイメージから……遡って、3人目の死者=サイモンにつながった事件……という象徴的意味合いがあるかもしれませんね。 (August 10, 2021 01:36:21 AM)
>イギリス俗語としての「trick roll=美人局」
あ、そういう意味があったのですね。 ありがとうございます。 ストレートにそれでいけそう。 それでも、わずわざ凝った言葉を選んだものですね。 (August 10, 2021 08:37:54 AM) |