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NCISの3シリーズによるクロスオーバーの決着編。
「NCISハワイ」シーズン2第10話『Deep Fake』の続き。 LA支局ではキルブライド大将の所在が突然不明になった。 ヴァンス局長はテナントに「サイモン・ウィリアムズ計画」関連の捜査の指揮を任せ、キルブライドの身柄保護を急ぐ。 キルブライドは公聴会でCIAとの関連について証言することになっている。 モーガンら「サイモン・ウィリアムズ計画」の一味にはLA支局の場所は知られていると見られ、こちらの動きは全て監視されていると思われる。 テナントは応援のため洋上勤務のルーシー・タラ捜査官を呼びよせる。 姿が見つからないキルブライドは自ら身を隠しているのか、それともすでに相手方に捕らわれているのか。 ラウンドトゥリーとファティマがキルブライドの自宅に侵入し捜索するが、手がかりは何もない。 その時、自宅に閃光弾が投げ込まれ激しい銃撃があった。 ファティマとラウンドトゥリーは身を隠して反撃するが、敵は催涙ガスを撃ち込み、ラウンドトゥリーは撃たれて倒れ姿を消した。 誘拐されたと見られ、ファティマはパートナーの身を案じて自分も捜索に加わると主張する。 カレンはサバティーノにモーガンや「計画」の情報を求め、モーガンがかつて組んだCIA職員の中で、デヴィッド・エリスと特に親しかったことなどを聞き出す。 パーカーはCIA長官に直接揺さぶりをかけ、サイモン・ウィリアムズ計画に今も関わる工作員について聞き出すという。 キルブライドの自宅を調べたサムとカレンは、軍仕様の武器が使われていることから、武器商人のニーナ・バーンズから情報を求めるという。 ラウンドトゥリーが撃たれたのはビーンバッグ弾で、生け捕りにされたようだ。 敵はラウンドトゥリーを拷問してキルブライドの情報を聞き出すつもりだろう。 ダークウェブを探っていたタラが殺人依頼のサイトを見つける。 そこにはキルブライドを筆頭に、今回関わったNCISの捜査官たちに賞金がかけられていることがわかった。 パーカーはNSAにすぐにサイトを閉鎖してもらうように命じる。 その頃、とある場所でラウンドトゥリーがモーガンから拷問を受けていた。 ラウンドトゥリーは時間稼ぎをして追及をかわそうとするが、モーガンも手を緩めない。 ディークスとトーレスがニーナの店を訪れ、キルブライドの情報を求めるが、ニーナは守秘義務を盾にし2人をまともに相手にせず、答えをはぐからす。 それでもキルブライドが狙撃銃を注文していたことを明かす。 カレンの携帯に「Mr.サイモン・ウィリアムズ」というメールが届く。 しかし本文は暗号化されており、読むことができない。 同時にサムにも「レビ記28」というメールが届く。 これはカレンに届いたメールを読み解くパスワードなのか。 暗号化されたファイルを開くと、オーディオファイルだった。 ヘティの声で「キルブライドにはウィリアムズに泣かされるなと忠告していた。旧友のグウェン・ジョンズに連絡をして、ジミー・マッキャンの空き状況を聞け。」という。 ヘティはかつてパーカーとも接触していたことに触れ、カレンはヘティが生きている事を確信する。 グウェンとはキャスティング・ディレクターで、ジミーはキルブライドによく似た俳優と思われる。 カレンたちはジミー・マッキャンをキルブライドに見せかけてボートハウスに連れていき、モーガンらが監視しているのを見越して彼らが突入してくるのを捕らえる作戦を立てる。 一方、モーガンから「お前の恋人を痛めつける」と言われたラウンドトゥリーは、キルブライドはボートハウスにいるかもしれないとしゃべってしまう。 カレンたちが待ち構えているところに武装した一団が攻撃を仕掛けてくる。 銃撃戦の末、敵を撃退し一部捕らえたものの、そこにモーガンの姿はなかった。 ファティマは捕らえた男の尋問に割り込み、ラウンドトゥリーの居場所を吐けと掴みかかる。 タラは男の携帯を分析し、一団が乗り付けた車のカーナビの記録と照合する。 サイモン・ウィリアムズの一団はLA市内とモハベ砂漠に行っていた。 すると携帯が鳴り、モハベ砂漠から発信されていることがわかる。 そこには飛行機の墓場があり、敵のアジがあると見られる。 パーカーはヘリコプターと車両を手配し、合同NCISチームが現場に向かう。 モーガンはエリスが連絡をよこさない事を気にして、撤収を決断する。 ラウンドトゥリーは保険として連れて行くつもりだ。 やがて現地に到着したチームが警戒する敵一人一人手下を倒していく。 モーガンがラウンドトゥリーを盾にして姿を見せると、モーガンは狙撃され敵は完全に制圧された。 しかし誰がモーガンを撃ったのか。 ギリースーツを身にまとい、ライフルを手にしたキルブライドが現れる。 部下たちの後をつけてきたという。 キルブライドは予定通りDCで公聴会で証言することになった。 サイモン・ウィリアムズ計画は永久に廃止されることになる。 キルブライドは部下をまとめてくれたパーカーに礼を言う。 テナント、タラ、パーカーはそれぞれ本来の職場に戻っていく。 3つのクロスオーバーの中では、やはりこのLA決着編が一番見ごたえがありました。 アクションも派手で、何と言っても、あの飛行機の墓場には圧倒されます。 これがありきのクロスオーバーだったのですね。 雄大な美しいハワイの景色よりも迫力があった。 後は、キャストシャッフルが上手くいっていましたね。 急造のコンビの会話もきちんとあったし、いつも愚痴をこぼすキルブライドもパーカーには一目置くという感じで、結局はテナントよりもパーカーが指揮を取る場面が多くて、さすがの存在感というかベテランの味をだしていたと思います。 ゲストを迎えたLAチームの熱演もあった。 いつも見せないファティマの芯の強さと激情、ラウンドトゥリーのタフガイぶり、ディークスとケンジーのいつもの会話、有能なシャイラの働きなど、LA組がしっかり仕事をしていました。 考えてみたら、LAチームが一番チームワークが良くて団結力がありますね。 ちなみに、キルブライドの家に忍び込む時にラウンドトゥリーが警官に見つかったら何と弁解しようかと気にしているところも印象に残りました。 確かに不条理な扱いを受けて辛い思いをしましたからね。 私も今回の事件はまずサバティーノに聞けばよいのに、と思いましたが、カレンもテナントもCIAの経験があって、「サイモン・ウィリアムズ計画」のことは都市伝説程度には知っていたということなので、それならば名前が出た時には何でそのことを言わないんだよ、と思いました。 そして、最後はやはりヘティの声だけでも出演があったのが大きかったですね。 まさか「ディープフェイク」による合成だったかもしれませんが、一応ヘティの生存確認ができたわけだ。 キルブライドのそっくりさんは、本当に声までそっくりでしたね。 スタンドインの人だったりして。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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>アクションも派手で、何と言っても、あの飛行機の墓場には圧倒されます。
ですね。 そして、ヘティが合成音声?で登場! >いつも見せないファティマの芯の強さと激情、ラウンドトゥリーのタフガイぶり…… 珍しい描き方で楽しめました。 >キルブライドの家に忍び込む時に >ラウンドトゥリーが警官に見つかったら何と弁解しようかと気にしている…… >確かに不条理な扱いを受けて辛い思いをしましたからね。 キルブライド怖い……だけで流して観ていて、 この視点、忘れていました。確かに、アフリカ系とアラブ系の若い2人が、白人警官に信用される可能性が極めて低い……というアメリカの実情の中で生きている2人でした。 キルブライドは「a team playerとは言い難い」byサム。 パーカーの質問「キルブライドは、外部に彼が信頼する人間がいる??」 サム「I'm not sure Kilbride trusts anyone, including anyone in this office.」 キルブライドは何日か前に、自分だけL115A3スナイパーライフルを入手しておいて、「数時間前」から勝手に隠密潜行。 キルブライドは事件解決後、パーカーに対して…… 「I thought maybe we could work out some sort of an exchange?」LAがファイナル・シーズンでなければ、軽口を通じた今後の指揮官交代のネタ振りになるでしょうけれど、そんなに話数が残っていない今、こんなセリフ要るかなぁ。 ボートハウス&海の悪臭……ハワイと雲泥の差で……ネコ屋敷に住んでいるとその悪臭に気付かない、というテナントの言葉はリアリズム的に正しいけれど、ドラマの世界でこれを言われると……今後、ボートハウスのシーンでは、臭いを思い出してしまいます。 トーレスが入手したディークス評=「the sensitive one」:繊細で傷つきやすい?? ディークスの反論「それは間違いなくサムのことだ。サムは外見的にデカくてタフそうだけど、中身はsoft で gooey=感傷的で、like a human Hot Pockets=肉詰めチーズパイみたいだ。」……という観察は、鋭いかも。 いつでも頼りになるニーナ・バーンズ! ディークスを無視して、cinnamon buns=イケメンでカワイイ=トーレスとばかり会話。 ただし、そのトーレスは…… カーナビ情報がモハーベ砂漠に向かっている事実に対して……「Good place to dump a body.」……何と仲間意識に欠ける放言か!! >キルブライドのそっくりさんは、本当に声までそっくりでしたね。 録画を止めて、画面の経歴をじっくり見ました。 キルブライドの影武者=俳優ジミー・マッキャンの生年月日~経歴は……演じたStephen Mendelさんの生年月日&imdbの経歴そのものでした……が、唯一、プライムタイム・エミー賞受賞、というニセの受賞歴が追加されていました。 (October 25, 2023 02:43:23 PM)
キルブライドのパーカーへのお世辞は、まあ、本家へのリスペクトだったのかな。
話の会う同世代(といっても、パーカーの方がかなり下だと思いますが)と仕事ができて嬉しかったとか。 パーカーもちゃっかり葉巻を頂いて帰ったので、悪ガキぶりはさすがだと思いました。 >録画を止めて、画面の経歴をじっくり見ました。 チェックされたのですね、さすがです。 確かにエミー賞はスタッフの遊びだったのでしょうね。 このそっくりさん、下手したら命を失う可能性があったのに、そういう説明はしなかったようですね。(笑) (October 25, 2023 03:57:27 PM) |