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テーマ:政治について(19783)
カテゴリ:海外の話
イラクのマリキ首相が、フセイン元大統領の死刑を年内に執行すると言ったとか。 -- 「フセイン被告の死刑執行、年内にも=イラク首相が見通し-BBC」 【ロンドン7日時事】イラクのマリキ首相は7日、英BBCテレビとのインタビューで、死刑判決を受けたフセイン元大統領は年内に刑の執行が行われるだろうとの見通しを示した。 同首相は、欧州などから死刑に対する反対意見が出ていることに関連して、「外国からの、あるいは国内のいかなる圧力にも屈しない」と強調、すべてはイラクの法律に従って進められると述べた。上訴審が死刑の判断を確認すれば、それを執行するのが政府の責任だと語った。 (時事通信) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061108-00000033-jij-int -- 確かに刑が確定すればそれを執行するのは政府の責任ではありますが、まだ上訴審の判断が確定していないのに、行政の人間がこんなことを言っちゃっていいんでしょうかね。 これで上訴審が死刑を覆したらそれは「外国からの、あるいは国内からの圧力」に司法が屈したからだと、行政の長が言うと宣言しているようなもの。 まあ、長らくフセイン元大統領による独裁的な政治が行われていたイラクの人々に、三権分立がどうのなんて言っても始まらないのかもしれませんが、「民主主義」を目指す国の首相の言ってよい台詞ではないと思いますね。 そして、11月6日の日記にも書きましたけど、彼を死刑にすればまず間違いなくイラクは分裂に向かうことでしょう。マリキ首相はそれを防げる目算があって言っているのでしょうか? 私には、治安悪化がどうにもならなくなって、半ばヤケクソで言っているようにしか見えません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月08日 23時53分44秒
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