|
カテゴリ:海外の話
アイオワの党員集会を皮切りにアメリカの大統領選挙の両党の予備選挙が始まりました。 民主はオバマ氏、共和はハッカビー氏が1位となり、どちらも本命と言われるクリントン、ジュリアーニ両氏は出遅れました。 クリントン氏の3位(29%)というのは、まあそういうこともあるかなという範囲ですけど、ジュリアーニ氏のように1桁とかいうレベルになると、いくら運動をしなかったといっても、全米ではトップというのにそこまで差がつくものなの? と言いたくなります。 多くの有権者は、自分達のところにちゃんとこない奴には投票しない、と考えているということなんでしょうか。 それはそれで地方分権意識が高いという肯定的な味方もできますけど、アメリカを代表する、そして世界で最も影響力のある政治家を選ぶというのに、オラが街まで来たかどうかで投票行動が決められるならば、好むと好まざるとに関わらずその影響を受ける世界の人々じゃらは、もうちょっと大所高所から見て欲しいって言いたくなるのが正直なところではないでしょうか。 しかしまあ昨今は、選挙の度にスタートが早くなりますね。 序盤で勝って勢いをつけるというのが、特に知名度が比較的低い候補にとっては必須ですから運動にも力が入る。そして、選挙人の数では多数を抱える州が後半に予備選挙を行うとしても、その時には「流れ」が固まっているということが多い為、全米の注目を集めようと思ったらとにかく早めに予備選を行うことだというのが各州の共通認識なんでしょう。 元々は、ニューハンプシャー州が州法で全米で最初に予備選を行うと決めていたはず(他州にしてみれば知ったことではないでしょう)ですけど、アイオワは党員集会という形をとることでニューハンプシャーを出し抜いた。 そのうち本選挙の1年以上前に候補者が決まってしまうなんて事態になったりして。 で、これはまずいということで日程は抽選で決めるとか、入札で決めるとかなったりして(笑)。 両党の党大会は夏、本選挙は11月ですけど、最近では候補者はだいたい3月には見えてしまいます。ただ、今回の民主党は三つ巴となるかもしれませんので、そうなると、第3位の候補がどちらにつくかを表明しない限り、党大会までもつれる可能性があります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月09日 04時42分16秒
コメント(0) | コメントを書く
[海外の話] カテゴリの最新記事
|