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テーマ:戦争反対(1187)
カテゴリ:時事
まあ元々麻生首相は参拝には消極的だった人でしたから、政教分離の観点からも当然のこととは言え、ほぼ予想通りの結果でした。 -- 麻生首相、終戦の日の靖国参拝見送りを示唆 2009/08/10 19:29更新 麻生太郎首相は10日夕、15日の靖国神社参拝について、「最も政治やマスコミの騒ぎから遠くに置かれてしかるべきものだ。もっと静かに祈る場所だ」と述べ、参拝しない意向を示唆した。首相官邸で記者団の質問に答えた。 首相は、平成18年に新聞の投稿などで靖国神社の非宗教法人化を提唱したことがある。この際、「政教分離の原則に照らし一抹でも疑いが残る限り、皇族方や首相、閣僚の参拝が安定しない。無理に参るとその行為自体が靖国を政治化している。靖国を政治から無限に遠ざけねばならない」と訴えていた。 10日も記者団に、そのときの話を念頭に「靖国(神社参拝)の話は、それが答えだ」と答えた。 さらに「少なくとも、国家のために尊い命をささげた人たちを、政争の具とか選挙の騒ぎとか選挙のネタにするのは間違っている」と述べた。 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/288272/ -- これに対して麻生首相が靖国を参拝しないから支持率が上がらないんだ~と大騒ぎしていた某新聞はどういう反応を示すのでしょうね。 -- 【主張】首相と靖国 堂々と参拝をしてほしい 2009/04/23 07:15 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/245921/ -- なぜ自民は惨敗したのか 2009/07/13 07:28 (略) 異説ではあるが、私は「ポスト小泉」の安倍晋三、福田康夫、麻生の3代にわたる首相が靖国神社参拝に踏み切れなかったことを最も大きな理由として挙げたい(むろん、福田氏はまったくその気がなかったろうが)。 小泉氏は、総裁選出馬時の公約を守って中国や韓国が強く反発するのを承知の上で、在任中、靖国参拝を続けた。むろん、国民の中にも反対派は少なからず存在したが、内政的には「ぶれない指導者」を強く印象づけ、高支持率の基盤をつくった。 続く安倍氏は「美しい国」づくりを掲げ、首相就任前は、熱心に靖国神社を参拝していた。だが、在任時には「政冷経熱」といわれた日中関係の改善を図ろうと参拝を自粛してしまった。「保守政治家」を自任する麻生首相も参拝する気配はない。 その結果はどうだっただろうか。確かに日中首脳間の対話は頻繁に行われているが、東シナ海のガス田問題も毒ギョーザ事件も解決していない。それどころか中国は、軍備増強のスピードをさらにあげている。このため自民党支持者の一部は、「他国に遠慮して戦没者の慰霊もできない指導者」と麻生首相らを見放している。 相次ぐ地方選での自民敗北は、経済政策の失敗だけでは説明できない。自民党が掲げる旗が不鮮明になり、精神的な背骨を失っていると古くからの支持者が判断しているためではないか。 自民党では「麻生降ろし」の大風が吹くだろうが、国民に醜態をさらすときではない。心静かに敗北の理由を洗い出し、党再生の大手術の準備を急ぐべきだろう。(政治部長・乾正人) http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/other/277207/ -- この産経の乾政治部長って人は、露骨に宗教を政治利用せよと言っている訳で、こんな人が日本国憲法を持つ国のマスコミの政治部長をやっているという事実に、空恐ろしいものを感じます。 もともと本人が消極的だったのに、それを強要するというなら、これまで(20条1項もしくは3項)とは別の意味での政教分離違反(20条2項)になりかねないところだったのですけれど、そういう冷静な判断は脳内に浮かばなかったんでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月12日 07時01分34秒
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