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ニューストピックス

2010年01月18日
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テーマ:戦争反対(1187)
カテゴリ:時事

インド洋での海自による「無料ガソリンスタンド」が終了しました。
まあ、当然と言えば当然の処置だと思いますけど、それに対して産経新聞はこんなヒステリックな社説(主張)を書いています。

--
補給支援打ち切り 国益を失う愚かしい選択
2010/01/15 07:44

 平成13年12月から、一時中断期間をはさみ、約8年間にわたって続けられてきたインド洋での海上自衛隊による補給支援活動が、15日で打ち切られる。

 テロとの戦いからの日本の離脱である。日本にとって重要な海上交通路の安全確保からも手を引く。国際社会の対テロ活動の責務を担えないことが、国益をいかに損なうか。愚劣な選択と言わざるを得ない。

 愚かさを象徴するのは、政府が昨年11月にまとめたアフガニスタンへの新支援策だ。警察官の給与負担や元タリバン兵士の職業訓練、農業分野など民生支援分野に5年間で50億ドル(約4500億円)を提供する。

 年間900億円を無償資金として供与するが、汚職が断ち切れないカルザイ政権へのばらまきにならないか。支援の詳細もまだ公表されていない。そもそも治安が悪化している状況下での民生支援は可能なのか。

 一方で、海自の補給支援に要した費用は、平成20年度の1年間でも約70億円でしかない。

 新支援策は自衛隊による人的貢献策を最初から除外しており、テロとの戦いで国際社会と共にコストとリスクを分かち合おうという考え方に立っていない。テロとの戦いとして高い評価を受けるのは難しく、小切手外交との批判を招きかねない。

 鳩山由紀夫首相は補給支援に匹敵する代替案をいまだに見いだせていない。民主党は小沢一郎幹事長が代表時代に補給支援を「憲法違反」と断じる一方、アフガニスタンでの国際治安支援部隊(ISAF)参加を提起したが、党内では具体的な議論としてほとんど検討されなかった。同党が国会に出したアフガン支援法案も、停戦合意か治安の安定を前提とする内容で現実性に欠けていた。

 補給支援からの離脱で、活動を通じて得られていたインド洋海域の情報は入りにくくなり、安全確保を困難にする。日米同盟の信頼性も棄損した。失うものの大きさを首相はあらためて受け止め、まだ着手していない自衛隊の海外派遣に関する恒久法の検討などに取り組んでもらいたい。

 一方で、灼熱(しゃくねつ)の洋上で、熟練した技術を要する補給支援を着実に重ねてきた海自隊員らは、国際社会から高い評価と信頼を勝ち得てきた。その労苦には心から敬意と感謝の念を表明したい。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/346162/
--

海自の補給活動が評価されたのは「無料」だったからに他なりません。
つまり、それは「小切手外交」以外の何ものでもなかった。

そんなに海上阻止行動への貢献が大事なら、パキスタンに燃料代を援助してやれば彼らが喜んで給油活動を継続する。それで十分。

日本がやっていたことはそういう意味しかないのに、それは「高い評価と信頼」などと呼び、人的支援を含まない新支援策を「小切手外交」などと貶めるのは露骨なダブスタでしかない。

そして、何故そんなことをするかと言えば、軍艦を出せば自分たちがいい気分になれるからってこと。つまり、産経などが海自の派遣に拘るのは「貢献」が目的ではなく「自己満足」、百歩譲って本気でそれが「国益」になるんだと信じているとしても、それは「日本への評価」が目的でしかない。
即ち、産経を代表とするこういう主張をする人々は、自分たちの欲求のためにアフガニスタンを利用しようとしているってこと。はっきり言って「愚劣」です。

そもそも、産経は補給活動のコストが年間70億円しかかからなかったと言っている。そのうち燃料代そのものは、現在の油価からすれば10億円程度になるはず。
逆に言えばその70億円というのはほとんどが「自家消費」コストであって、「支援」を受けている側には何のメリットもないコストってことです。

一方、民主党政権の新支援策が人的貢献を含まないなら、その支援額は大部分が支援する先に落ちるお金となる。本当に「貢献」したいなら、どっちが喜ばれるかなんて自ずと明らかでしょうね。

ま、その新支援策というのが本当に妥当と言えるかはまた別問題ですけど。

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しかしまあ、2008年2月の新テロ特措法以降の給油量はわずか2万7千キロリットルとか。2008年まで青函航路で運航していた高速フェリー(ナッチャンRera)の1年間の燃料消費量がこれくらいだろうというレベル。
高速フェリー1隻分の運航に必要な燃料の半分にも満たないの補給をするために、常時2隻も自衛艦を派遣するなんて、一体全体どれだけ無駄な労力をかけたのか。補給した燃料よりも自家消費量の方が多かったのはまず間違いのないところ。

もし、こんなもので「高い評価」なんてされているとしたら、それは「お友達サークル」内での内輪ウケでしかないってことです。






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最終更新日  2010年01月19日 03時04分16秒
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