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ニューストピックス

2012年01月13日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
新年早々、商業紙の紙面にだらだらと自分の妄想を自分の名前を冠して書く。
書く方も書く方だけど、そういうものを載せる方がどうかしてます。
どっちにも常識ってものが欠如しているようです。

いつもなら全文引用しますけど、余りにも長いので今回は一部分だけ。

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[新春・安藤慶太が斬る](上) 原発を即刻再稼働すべきである
2012.1.1 12:00 (1/5ページ)[安藤慶太が斬る]

 明けましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願い致します。

(略)

http://sankei.jp.msn.com/life/news/120101/trd12010112010004-n1.htm
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ネタを提供するから「宜しく」って言うんでしょうかね。
とてもそんな自覚はなさそうですが。

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「原発ファッショ」

 政府は何をすべきなのか。とにかくまずやるべきことは電力の安定供給である。ところが、突如として超法規的なストレステストを打ち出したり、エモーショナルに原発を弄ぶ光景が続いている。

 プロ市民による原発アレルギーや放射線への不安に乗じた煽りとしか思えない“原発ファッショ”的な言論空間にも異を唱えなければならない。彼らが原発政策をかき回しているのはたしかであって、彼らに気兼ねして、正常な議論が成り立たない、あるいは国民が不安へと駆り立てられ、本来政治が成すべき電力の安定供給がままならない状況は今も横たわっている。これはいずれ糺されなければならないと考える。

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だいたい新聞紙上で「プロ市民」なんて言葉を使う事自体、真っ当な記者のやることじゃありません。その上、「原発ファッショ」って、この人が言いたいのは「反原発ファッショ」なんじゃありませんかね。
そして、この人が今やっていることこそがまさに「"電力不足"不安に乗じた煽りとしか思えない“原発ファッショ”的な言論空間」を作ろうとしていること、そのものでしょう。ブーメランに気が付いてないらしいところが、何とも滑稽です。

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覆水盆に返らず

 電力供給はあれこれ工面して結果的に足りてました!ではダメだということも指摘しておかねばならない。電気が供給されるかどうか。あるいは供給されたとしても企業が電気供給に不安を抱いたり、料金が不安定ではダメなのだ。こうした不安自体を払拭しなければ、企業は日本に根付かない。

 海外移転は食い止めなければならない。政治はそういう根本的な問題を直視して、対策を考えているのだろうか。場当たり的な対応ばかりで本質的な問題から腰がひけていると思えてならない。

 一度、海外に移転した企業はあとで電気を十分に用意したところでそんなに簡単に戻って来ることなどできない。韓国や中国が食指を伸ばして日本の企業誘致に精を出している。こうしたなかで我が国の国力を維持するためには、電力を安定的に供給する。これは喫緊の最優先課題だろう。

--

で、電力が不安定では企業が海外に逃げるなんて大騒ぎしていますけど、では、その逃げる先の電力は安定供給が保証されているのですか?
今の日本以上に電力が安定供給されているところとなったら、よほどの先進国であって、日本企業の移転先とはならない国ばかりでしょう。彼らが想定するアジア諸国なんて、停電はよくあることという国がほとんど。韓国ですら大停電を起こしたくらいなんですから。

よって、現在の日本程度の電力供給の安定度なら、それが海外への逃避の理由になどならない。そう言うものが居たとしたら、それは単なる口実でしょう。

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暮らしへのしわ寄せ

 今年の春には全国すべての原発が停まる。原発が停まっても電力会社は電気を絶え間なく供給しなければならない。LNGなど火力発電にしわ寄せが行く。フル稼働が続いて、供給義務は果たしているのだが、これらは燃料高騰という形で必然的に跳ね返る。これらは電気料金へ上乗せされ企業や家庭をジワリと追いつめていく。電気料金のアップ率は定かではないが、20%ともいわれる。いよいよ、産業経済、国民生活へのしわ寄せが現実となりつつあるということだ。

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また、「暮らしへのしわ寄せ」として、原発の停止と料金値上げがさもリンクしているかのように装ってますけど、これなどは詐欺話もいいところ。
「電気料金のアップ率は定かではないが、20%ともいわれる。」なんて、それがあたかも原発に変わる火力発電所の燃料費によるものであるかのように、人々の不安を煽ってますが、そんな値上げを表明しているのは、今のところ東京電力だけ

追加の燃料費負担で収益を落としているのは、沖縄以外の他の電力会社も全く同じはずなのに、現時点で値上げを表明している会社はありません。

即ち、「20%ともいわれる。」という料金値上げは東京電力固有のもの。で、東電固有のものといったら『原発事故』。即ち、その値上げの原因は『原発』ってこと

これでよくもまあ「原発を即刻再稼働すべきである」なんて言えるものです。こういう非論理的なプロパガンダこそ、『原発ファッショ』のなせる業と呼ぶべきだと思いますけどね。

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リストラ要求にもひとこと

 料金値上げをするなら、東電はいっそうのリストラを、という主張も聞かされた。

 これも東電のリストラ自体がけしからん、というわけではない。しかし実は、こういう主張をメディアが持ち出す場合、霞んでしまう論点があることも記しておかねばなるまい。

 それはこういうことだ。当面、どうあがいても原発がなければ、電気を賄えない、もしくは賄えたとしても電気料金が跳ね上がって、庶民の暮らしに犠牲を強いることが必然である。従って明日、明後日といった当面の国民生活のためには、やはり原子力発電を何としても再稼働しなければ、電力の安定供給は不可能である、仮に今の原発を将来辞める選択を取るにしても、ここはいったん再稼働してくれなければ、今なし崩しで停めてしまえば社会に大きな停滞をもたらしかねない。

 恣意的なメディアによる原発バッシングが結局は、自分たちの社会の首をしめていることにほかならないということを意味している。電気料金の値上げはその始まりであって、さらなる社会の停滞をもたらしていくことも覚悟せねばならない。結局、東電はけしからんと批判することは簡単だが、批判の代償は、私たちの社会に漏れなく降りかかってくるのである。

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リストラ要求をしたら、何で「霞んでしまう論点」なんてものが出て来るんですかね。この人は何がその「論点」なのか、一言も書いていない。
で、この人が問題にしているのが何かというと、「原子力発電を何としても再稼働しなければ、電力の安定供給は不可能である」ということ。リストラしたら、原発が再稼働できなくなるんですかい? 全然関係ない話でしょう。

「霞んでしまう論点」なんてどこにもない。
ただ、東京電力の言うがままに料金を上げてやって、原発を再稼働させろ、東京電力を苛めるな、彼が言っているのはそれだけ。

仮に、この人が言うような「代償」が我々に降りかかって来るとしても、それは我々が東京電力を批判することとは何の関係もない。我々が原発を再稼働させないという選択をしたことにより、「起きるかもしれない結果」に過ぎず、東京電力にリストラを要求することに何の遠慮もいらないってことです。

そこを誤魔化しているこの記事こそが「恣意的なメディアによる原発擁護」に過ぎず、それが国土の放射能汚染とその処理の国民負担という「自分たちの社会の首をしめていることにほかならないということを意味している」、まさにブーメランです。

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正念場は今年の夏

 エネルギー経済研究所によると、電力需給の正念場は、原発全てが停止する事態に及ぶか否か。再稼働の有無にかかり、早ければ需給の正念場がまず今年の夏に訪れるという。

 何となく原発を遠ざけ、忌み嫌い、電気事業者を悪者にしておけば、事足りる。そういう状況が漫然と続き、不毛な時間が過ぎていっていいはずはない。原発をどうするか、という中長期的課題よりも、日常生活に必要な明日の電力確保に困らない状況を早急に構築すべきで、そのために原発は今なお必要不可欠な安定電源である。

(安藤慶太 社会部編集委員)

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あれだけのことを引き起こした原発を遠ざけることのどこが「何となく」だと言うのでしょう。原発は止めようと言っている人々は、福島第一原発の惨状を見て、やはり危ないと改めて確信したまでのこと。
むしろ「何となく原発の安全神話を信じ込み、脱原発を訴える人々を悪者にしておけば、事足りる。」そういう思考を丸出しにしているのが、この人達。

「日常生活に必要な明日の電力確保に困らない状況を早急に構築すべき」の答えが何で原発再稼働だけなのか。少なくとも、東北電力、東京電力、中部電力の管内においては、昨年夏程度の節電に努めれば「電力確保に困らない状況」など構築済み。そういう実例に目を向けず「何となく」「原発は今なお必要不可欠な安定電源」と言い張ったって、説得力などゼロでしょう。

よくもまあ、こんな文章に自分の名前を冠することができるものだと、ある意味感心しますし、産経にしてもこんな人物をタイトルにしたシリーズを作れるあたり、会社全体があっちの世界にいっちゃっているとしか思えませんね。

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で、この「新春・安藤慶太が斬る」というおバカシリーズはこのあと(中)、(下)と続いたのですが、

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[新春・安藤慶太が斬る](中) 何度でも言う 朝鮮学校を無償化対象にしてはならない

http://sankei.jp.msn.com/life/news/120102/trd12010212010008-n1.htm
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[新春・安藤慶太が斬る](下) 沖縄は反戦平和の解放区か 異常な言論空間を考える

http://sankei.jp.msn.com/life/news/120103/trd12010312010006-n1.htm
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どちらももう、自分の脳内に構築した妖怪をバッタバッタと斬って「おれって凄い」と舞い上がっている、哀れな男の姿しか見えて来ません。

ただ、これらは産経新聞のサイトでは見られるのですが、izaでは(上)だけっていうのは何か意味があるんでしょうかね。





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最終更新日  2012年01月13日 19時48分52秒
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