カテゴリ:日本史
クロニクル 徴兵令発布
1873(明治6)年1月10日 この日、明治政府は徴兵令を発布しました。士族に頼る軍隊を廃止し、広く国民皆兵の制度を打ち立てるのが目的でした。職業軍人に頼るのではなく、広く四民平等の兵制を敷くことをめざしたものでした。 国民皆兵といっても、当時の日本の工業化は、まだ微々たるものであって、130余年前の日本は圧倒的に農業国家でした。それゆえ、士族らは百姓の軍隊に何が出来ると、馬鹿にしたのですが、山県有朋ら奇兵隊を組織した経験を持つ明治政府も長州系の要人らは、揺るぎませんでした。 そしてこの国民皆兵制の正しさは、士族の馬鹿にした農民の軍隊が、士族の反乱をことごとく鎮圧したことで、とりわけ西南戦争の圧勝で、証明されたのです。時にこれから4年後の明治10年のことでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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