カテゴリ:社会風俗
クロニクル 日本映画グランプリ獲得
1954(昭和29)年4月10日 58年前のことです。この日、フランスのカンヌで開かれていたカンヌ映画祭において、衣笠貞之助監督作品『地獄門』がグランプリに輝きました。 戦後の混乱を抜け出しつつあった当時の日本では、映画は手軽な娯楽として人気が高く、映画館も乱立気味でしたが、それでも観客は集まり、映画産業の全盛期の入り口にありました。 そんな時のグランプリの報に、日本中が沸き立ち、3月のビキニ環礁での第5福竜丸の被爆事件で、暗くなりがちだった世相も、明るさを取り戻しました。 51年秋の黒沢明監督作品『羅生門』のヴェネツィア国際映画祭での、グランプリに続く、衣笠作品の受賞で、日本映画に対する世界の注目度も、大いに高まりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[社会風俗] カテゴリの最新記事
|
|