カテゴリ:国際経済
クロニクル 日本OECDに加盟
1964(昭和39)年4月28日 51年前になります。この日、日本政府はOECD(経済協力開発機構)への加盟を、正式に閣議決定しました。OECDは1961年9月に発足した欧米の経済先進国20ヶ国が加盟する組織で、日本は21番目の加盟国となりました。 またOECDは、加盟国の協調によって、加盟各国の経済の安定的な成長と、途上国への経済援助を目的としており、資本主義的世界経済のリード役を自認する存在でした。 このOECDへ無条件で迎えられた(閣議決定で即加盟したことになったのは、日本が決断すれば無条件で受け入れる旨の連絡を既に受けていたからです。問題は国内にあったのです)ことで、日本は、米・英・仏・西独(当時)と肩を並べ、完全に経済先進国の仲間入りを果しました。 既に4月1日、海外旅行の自由化(それまでは、留学並びに商用以外の海外渡航は許可されませんでした)とIMF8条国への移行を実現し、経済開放への道を徐々に進み始めていたのですが、OECDへの加盟を果したことで、今後は資本の自由化への道を、歩みを始めることになりました。 現在のOECD加盟国は37ヶ国に増えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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