カテゴリ:社会風俗
クロニクル 個人情報保護法成立
2003(平成15)年5月23日 14年前のこの日、参院本会議で、個人情報保護法が可決成立しました。 ネット社会の現実の中で、例えば個人番号や住基ネットの情報すら,外部からアクセスして、情報を盗まれるといったことや、お店の端末から顧客のカード情報が流出するとか(私のカードも2度ほど、カード会社からの連絡で、ナンバーが替わりました)、子ども達の年齢に合わせてのしつこ過ぎる電話等での勧誘(ランドセルだ、塾だ、リクルートルックだ、振袖だといった公害電話)がやっと終って、ヤレヤレと思いましたら、今度は私が高齢者の仲間入りをした途端に、やたらと墓地を買わないかという電話が増えるなど、その筋の業者にはしっかり情報が漏れていますね。最近は、葬儀のための互助会の勧誘が増えました(苦笑)。 困るのは、そうした公害を攻撃しないで、学校や地域のスポーツクラブの電話連絡網や地域団体の名簿に、自宅や個人の住所・ケータイ番号を記載することを、個人情報を盾に拒否する方が増えていることです。 人の権利意識がいかに捻じ曲げられているかが、垣間見えますね。権利を主張するところがずれているように感じられてなりません。学校の場合、学校中にではなく、クラスや学年内の連絡網は、法的には個人情報保護の対象外、町内会やサークルの名簿や連絡網も同じです。 そして何よりも、遠い親戚よりも近くの他人。隠したところでたかの知れている家庭内の事ぐらい、堂々オープンにして近所付き合いする方がいかに気楽か、不意の災害に備える意味でも程よく近い近隣関係を築くことが、いかに大切かは、阪神淡路・中越そして東北関東などの大震災を経て、多くの方が感じられているのではないでしょうか。 皆さんのお近くでは如何ですか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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