カテゴリ:社会風俗
クロニクル 東京スカイツリー起工式
2008(平成20)年7月14日 9年前のこの日、東京スカイツリーの起工式典が行なわれました。 東武鉄道が本社に隣接する貨物駅跡地を提供し、その地に建設されました。スカイツリーは、完成前から、新たな観光名所となっており、まさに東武鉄道は「損して得とれ」を地でいったといえましょう。 東京スカイツリーの建設目的は、東京都心部の超高層ビルの増加によって、東京タワーからの送信が電波障害を生じるようになったため、TV各局が代替施設の建設の必要を痛感したことにありました。 ですから当初は、地上デジタル放送のために、建設が計画されたわけではなかったのです。ところが、建設計画案作成期間中に地上デジタル放送が次第に普及し、2011年7月24日には地上アナログ放送が終了することになったため、地上デジタル放送用の電波塔に切り替えられました。 そしてスカイツリーは、2012年2月に当初の予定通りに竣工しました。その後試験放送などを経て、これまた当初の予定通りに、2012年5月22日に開業しました。開業初年度の来場者数は、東武鉄道の予想を大きく超えました。 事業主体は東武鉄道が筆頭株主の「東武タワースカイツリー株式会社」。事業費は約500億円。このために、同社は500億円のユーロ債のCBを発行して資金調達を行いました。発行後に円高=ユーロ安が進行しましたから、同社はかなりの為替差益という恩恵も受けらました。 しかし、私はスカイツリーではなく東京タワーが大好きです。東京タワーの竣工時、東京で最も高いビルは地上8階のいくつかのデパートや、同じく10階に満たない丸の内のビル群でした。最初の超高層ビルとして霞が関ビルが竣工するのは、ずっと後のことだったのですから、東京タワーの高さは抜きんでていたのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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