カテゴリ:社会風俗
クロニクル 忠犬ハチ公の銅像完成
1934(昭和9)年4月21日 渋谷駅の道玄坂方面の広場に、ハチ公の銅像があります。今も待ち合わせのメッカです。日中から人待ち顔の若人の活気のある姿が、溢れています。 86年前の今日、忠犬ハチ公の銅像が完成し、まだ元気だったハチ公自身も、この日行われた除幕式に出席しました。 秋田犬のハチ公は、1923年11月の誕生で、翌24年から、現在の東急百貨店本店周辺に住んでいた上野英三郎さんに飼われ、いつの頃からか朝夕出勤する上野さんを渋谷駅まで送迎するようになったと言われます。 ご主人の上野さんは、1925年5月21日に急死してしまうのですが、ハチ公はその後も毎日渋谷駅に出かけ、上野さんの帰りを待ち続けました。この事実が東京朝日新聞で報道されて、ハチ公は全国的に有名になり、忠犬ハチ公と呼ばれるようになりました。 ハチ公は銅像の出来た翌年1935年3月8日に亡くなっています。遺体は解剖され、心臓と肝臓に大量のフィラリアが寄生しており、それが直接の死因になったことが明らかにされました。 なおハチ公は剥製とされ、現在も東京科学博物館に保存されています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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