007 ドクター・ノオ
『007』シリーズ第一作目。驚いたのは、Qの初代はピーター・バートン。デスモンド・リュウェリンは二代目だったのね。しかも、まだ秘密兵器は出てこない。ここでのQの役割はボンドに銃をベレッタからワルサーに変更するよう勧めること。ベレッタは女性の銃だから…ということだけどそういえば、峰不二子はベレッタじゃなかったっけ?でもってルパン3世はワルサーだったよね。…私の銃の知識はそんな程度(笑)有名作品なだけに加えて、つまみ食いの如く製作年バラバラに観ているせいもあり色々と先入観を抱いていたことを、まずは告白しておく(笑)【1】『燃えよドラゴン』はこの作品にインスパイアされた―舞台が島であることラスボス@ドクター・ノオは中国系であること武器にもなる義手を付けていること…は、まんま。でも、これらは後半になるまでは出てこないし割とアッサリ倒してしまうので大して気にならなかったな。どっちかっちゅーと「ドラゴン」の正体のショボさの方が印象に残った(笑)ももももしかして、「ドラゴン」繋がりでブルース・リー出演作に取り入れることに?【2】これもまた“おバカ映画”ではないのか、という懸念―ショーン・ボンドは『007は二度死ぬ』『ダイヤモンドは永遠に』のおかげですっかり“おバカ映画”のイメージが染みついてしまっていた(笑)その前に観た『ロシアより愛をこめて』は“おバカ”要素もありつつもクラシカルな雰囲気が良かったので第一作は、そっちに近いかもしれないという期待もあった。で、蓋を開けてみると、確かに後者@『ロシア』寄り。笑っちゃう部分もあるものの、全体的にエレガントなイメージ。昔は良かったなあ、昔は…という気持ちにさせる(笑)【3】伝説のボンドガール@ウルスラ・アンドレス―白いビキニ、腰に差したナイフ、濡れた髪…写真だけでも鮮烈で美しく、印象的だった。だから、今作で一番楽しみにしていたのは彼女だった。で、実際はどうだったかというと…彼女自身は確かに素敵なんだけど登場するのは後半に入ってからなので思ったより出番は少ない。敵という設定なのかと思ったら、全くの部外者で巻き込まれ型。悲しい過去を持っているけれど、台詞で説明するだけ。ちょっと、う~む…だったな(^^;)ということで、『007』記念すべき第1作は後の作品群に比べると、かなり大人しめ。おバカ要素はあるしそれらがシリーズ全体の基本を形作っているのだけどクラシカルでエレガントな雰囲気がなかなか素敵。…という印象でした。『007 Dr. No』 1962年/イギリス、アメリカ監督:テレンス・ヤング脚本:リチャード・メイボーム、ジョアンナ・ハーウッド、バークレイ・マーサー原作:イアン・フレミング音楽:モンティ・ノーマンメインタイトル・デザイン:モーリス・ビンダ―出演:ショーン・コネリー(ジェームズ・ボンド)ジョセフ・ワイズマン(Dr.ノオ)ウルスラ・アンドレス(ハニー・ライダー)ジャック・ロード(アレックス・ライター)バーナード・リー(M)ピーター・バートン(Q)ロイス・マクスウェル(マニ―ペニー)アンソニー・ドーソン(デント教授)ジョン・キッツミラー(クォレル)ゼナ・マーシャル(ミス・タロー)ユーニス・ゲイソン(シルビア)☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/2324-e37ba387☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ にほんブログ村 人気ブログランキングへ blogramランキング参加中!デジタルリマスター・バージョン(DVD)バービー@ハニー・ライダーショーン・コネリー・コレクション(ブルーレイ)