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テーマ:歴史なんでも(780)
カテゴリ:不思議な世界
神社や教会などの宗教施設が神とつながりやすくするための装置だとしたら、音楽のハーモニーもまた神とつながる装置にほかなりません。でも、そこにはハーモニーがなければいけないんですね。そして、それらのハーモニーの一つ一つの成分を調べていったときに現れるのが、言霊と音霊です。
この言霊や音霊という「単位」において、古神道と音楽が一致するんですね。 ここからは、先述の神官の子孫だという方が神官の関係者から聞いた話で、教科書にもどこにも書いてありません。 それによると、すべての言葉には神が宿っていると言います。だから「あいうえお」のそれぞれに神様がいるそうです。 「あ」の神様、「い」の神様、「う」の神様といった具合です。全部で48柱の神様が最初に現在地球がある場所に降り立ち、地球を創造します。後から「や」の神様と「よ」の神様がやって来て計50柱の神様が地球創世に関与します。どうやって地球を創ったかというと、それぞれの音の組み合わせで創ったというんですね。たとえば、「ひ」と「か」と「り」の神様がまるで和音のように合わさって、「光」の性質が生まれるといった具合です。 すごい話でしょ。「あいうえお」の神様がいて、しかも50音(おそらく、や行の「い」「え」とわ行の「ゐ」「ゑ」も別の発音として数に数えたのだと思われます)の神様がいろいろ組み合わさって地球を創ったという話は、おそらく皆さんも聞いたことがないと思います。 私もその話を聞いたときは驚きました。 でも、かすかに覚えがあったんですよね。竹内巨麿が開いた天津教の天神人祖一神宮のお祭り(神事)で、初めて天柱石の頂上に登った時、神事の最初にやったのが「あいうえお」の50音の発声だったからです。1984年のことなので、ずいぶん昔のことですが、確かその時にも「あいうえお」の言霊にはそれぞれ神様がいるようなことを聞いた気がします。つまり、「竹内文書」にもその話が伝わっていた可能性があるわけです。 同時に思い出すのは、すでに紹介した『オアスペ』の記述です。大洪水でパン大陸が沈没したとき、すべての民族の中で最も古くて(the oldest)、特別に選ばれた民族(an exclusive people)がパン大陸の一部であった日本に漂着するのですが、その民族は神事や儀式の名前と、すべての言霊(口から発声されるすべての音)を保存するよう「神」から宿命付けられていた、と書かれていました。 ではなぜ、すべての音を保存する必要があたったのでしょう。多分そこには、宇宙創生の秘密があるからだと思われます。 こうした話が本当だとしたら、おそらく宇宙はこの言霊・音霊から成り立っています。『旧約聖書』の「創世記」にも、神が「光あれ」と発声したことによって、混沌とした宇宙に光が生まれたことになっています。つまり、振動する音で宇宙は創られたとも解釈できます。まさに音霊、言霊によってこの宇宙は創られた、と。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.10.02 13:58:56
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