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テーマ:ヨーロッパ旅行(4174)
カテゴリ:歴史散歩
マテーラへ向かって、山を越え谷を越え一直線です。
イタリアを長靴にたとえたら、ナポリが足首に近い脛だとすると、マテーラは土ふまずに近いくるぶしにあります。 そのくるぶしに当たるマテーラには正午前に到着します。 しばらくマテーラの市街地を歩いて、旧市街地に入ると、いきなりこのような光景が目に飛び込んできました。 壮観な眺めですね。 実はここは「サッシ」と呼ばれる洞窟住居があることで有名な町なんですね。 目の前に広がっているのが、そのサッシ、洞窟住居群です。 古くは8世紀ごろから、修道僧らがやってきて、石灰質の岩肌に穴を掘って洞窟住居として住みつくようになったとのことです。 ご覧のようにぎっしりと住居が建て込んでいますが、長らくは小作農眠たちが住む貧民街で、南イタリアの貧しさの象徴であったそうです。 余りにも劣悪な環境であったため、1950年代に法整備して、住んでいる人たちを別の居住区に強制移動させました。 やがて、その歴史的価値が見直され、洞窟住居を改良・改築しながら環境を劇的に改善させます。今では快適なレストランまでできるようになりました。 1993年にユネスコの世界遺産に登録されました。 この日はその洞窟レストランで昼食です。 この日のご馳走はソーセージの料理でした 誰か、昼間から赤ワインを飲んでいる人がいますね。 昼食が終わったら、マテーラの旧市街を散策することになっています。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.02.29 18:07:31
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