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カテゴリ:古刹
2022/11/03/木曜日/美しい晩秋の日
都下に国宝建築物は二つ その内の一つは東村山市の正福寺境内にある地蔵堂 建立は15世紀初めの室町時代。 だが北条時宗の鷹狩の折、当地で病に臥したときの夢枕に現れたお地蔵さまの下された丸薬で平癒した、との言い伝えもあるらしく、地蔵堂の前にお地蔵さまが存在したのかどうかは分からない。 文化の日の本日、お地蔵様が開陳されお堂の中にも入ることができる。 雅楽や舞が境内の八坂神社分祀前で演じられた。 場所も時効も中々に、初々しい産な好さがあった。 この後、3時から一時間、撮影許可があり、お地蔵さまの写真が頂けるとは有り難い。 「地べたにまで降りてきて下さった仏さま」である、野の道、畑の角などにあるお地蔵さまとはちょっと違う。 おごさかさと、これから地べたに降りて行こうと決意するような、そんな面持ちが垣間見られる。 そしてお堂の床は土のたたき、なのである。 因みに正式名は正福寺地蔵堂ではあるけれど、千体地蔵も祀られており、千体地蔵堂と呼ばれる。 この小さな地蔵を借り受け、家に持ち帰り願をかける、あるいは厄除けを願う。 望みが叶えばもう一体のお地蔵さまを彫っては奉納した民衆の600余年の繋がり、それが尊い。 参道を出た所にある和菓子屋さんで千体地蔵モナカを求め帰途に就く。夕焼け空のうつくしさ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.11.04 20:50:25
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