アメリカに来てまもなく3ヶ月が経とうとしています。早い早い!
6月~7月はIEIの学生、8月は大半がLaw500の学生、先週からVisiting Scholar(客員研究員)と立場が変化しています。
正式には、ずっと日弁連派遣のVisiting Scholarではあったのですが、学生としてずっとプログラムを受け続けてきたので、自分の中では、新しいスタートという感じです。
研究計画の進め方は勿論(最終的には論文を出さないといけません)、Host Professorをはじめ、どの教授にどんなことをお聞きするか、どんな講義をいつから受けるか、全部自分で決めないといけないので、非常に裁量が大きくそれに伴う自分の責任も強く感じます。どんなに素晴らしい教育システムやresourceがあっても、それをどう活かすかは自分次第なんですよね。IEIの頃から折に触れて耳にしていたLearing Responsibility(学ぶ責任)がひたひた心に迫ってくる感じ、言葉で言い表せません。結局、すべてが自分次第なんだよねって思います。
でも、Visiting Scholarだと、ちょっと良いこともあります。
今日の昼、 Faculty workshopということで、シカゴのノースウェスタン大学の教授による、Value Added Tax(VAT、付加価値税)についての講義をお聞きする機会がありました。Facultyということなので、ロースクールの教授陣がずらりと並ぶ中、Visiting ScholarとJSD(博士課程)の学生も参加を許す旨のメールを頂いていたので、VAT以前に日本でも租税法全然勉強していないんですけど、と思いつつも、こういう貴重な機会を逃してはいけないなと思って、参加しました。
内容も超専門的だし、語り口も超早くて、断片的にしか理解できなかったのですが、それでも、楽しいなって思いました。あと、終わった後、UIUCの教授陣が、自分の専門分野外とか一切気にせずに、我先に矢継ぎ早に手を挙げて、情熱的に質問をしまくる姿を見て、圧倒されたというか、いくつになってもたゆまぬ旺盛な向上心の美しさと迫力を目の当たりにして、とても感動しました。
全然レベルの違う知性を感じつつ、でも、少しでもほんのちょっとでも、あんな風になれたらなと想いながら過ごせることは、やっぱり幸せでしかないと思いました。1秒1秒大切にしながら進んでいきたいです。