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テーマ:東京 / 江戸(1184)
カテゴリ:文京区
バス停データ
◆所在地:文京区 ◆路線:都営バス[茶51]系統他 みなさん、こんにちは。 本郷通りを北上するバス路線には、都営バスの[茶51]系統と[東43]系統がありますが、どちらも運転本数は決して多いとはいえず、あまり使い勝手がよくありません。本郷3丁目でバスを待っていると、[茶51]系統が先に来たので乗り込みました。本郷3丁目から先、しばらくは右手に東大の構内を見ながら走ることになります。バス停も、東大赤門前、東大正門前、東大農学部前と続き、言問通りとの交差点を過ぎると、次が本郷追分バス停です。 追分は、街道の分岐点によく見られる地名ですが、ここは中山道から岩槻街道が分岐する追分になります。しかし、バス停はその分岐点を400メートルほど通り過ぎた場所にあり、ひとつ手前の東大農学部前バス停が追分の交差点そばに位置しています。この「ずれ」はなぜ生じたのでしょうか? 昭和40年までは、岩槻街道(本郷通り)西側に本郷追分に因んだ駒込追分町という町名がありましたが、この町域は追分から北へ少しずれた場所、すなわち本郷追分バス停の立つあたりに位置していました。バス停名の本郷追分が追分そのものを指すのではなく、旧町名を指すものと捉えると、位置の「ずれ」の疑問も解決するように思えますが、駒込追分町が消滅して40年以上を経た現在では、やはりちぐはぐな印象を受けてしまいます。 ということで、ひとバス停分歩いて、本郷追分の交差点に立ってみました。道幅の広さから見ても、本郷3丁目方向から北上して直進する本郷通りが中山道(国道17号)のように思えてしまいますが、実は西へT字に分岐する狭い方の通りが中山道であり、本郷通りはここを境に岩槻街道の道筋となります。 (次回へつづく) 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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