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テーマ:東京 / 江戸(1204)
カテゴリ:練馬区
バス停データ
◆所在地:練馬区 ◆路線:西武バス[吉61]系統他 みなさん、こんにちは。 大泉学園駅から北へ伸びる大泉学園通りは、和光、新座方面と西武線、JR中央線を結ぶ西武バスの主力路線が集中する場所ですが、この通りに以前から気になっていた都民農園というバス停があり、ようやく訪ねる機会を得て、池袋から西武池袋線で出かけてみました。 大泉学園駅から利用したバスは、吉祥寺からの[吉61]系統、都民農園セコニック行きです。そもそも私がこの「都民農園セコニック」という風変わりな行き先のバスと出会ったのは、かれこれ三〇年も前の小学生時代のことです。欧風の田園風景をイメージさせるようなこのバスの終点には何があるのか?、都民農園とは?、セコニックとは?、そんな疑問を長らく持ち続けていたので、この日ようやく[吉61]系統のバスに乗り込めたときには、なんとも形容しがたい感慨と喜びに、口元を緩ませていました。 バスは大泉学園通りをすいすいと北上していきますが、途中の北園、大泉風致地区などは、「バス停地名学」的にも興味深いバス停名です。大正末期から箱根土地会社によって開発が進められたこの街は、当初の学園都市構想が頓挫したために、学園の存在しない学園都市という不名誉なレッテルを貼られてしまいましたが、碁盤の目状に区画整理された閑静な住宅地は、昭和9年に風致協会が設立されるとともに風致地区に指定され、自然と共存した良好な住宅街として成熟してきた経緯があります。バス停に堂々と「風致地区」と謳うあたりに、それが街の誇りともなっている様子が窺えるといえるでしょう。 (次回へつづく) 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.09.15 21:05:24
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