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バス停地名学のすすめ

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2008.01.09
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カテゴリ:大田区
(前回からのつづき)

貝塚坂バス停から少し坂を下り、最初の信号を右へ入ると、上池台4丁目の高台に上る庄屋坂が見えます。おそらく近くに庄屋があったことによる命名でしょうが、詳細は定かでないといいます。

ひとつ先の稲荷坂バス停まで歩くと、庄屋坂と並行する鸛の巣(こうのす)坂が見えます。「鸛」はコウノトリの意で、坂上の高台を古くは鸛の巣山と称したといいます。貝塚坂に並行して、鸛の巣坂下の最も窪んだ地点を細い路地が横切っていますが、これは鸛の巣流れと呼ばれた用水路の跡だそうで、地図を見るとこの先に洗足池から流れ出た呑川の支流らしき水路があり、おそらくそこへ合流していたものと思われます。

鸛の巣坂と向き合うようにして貝塚坂から東へ上る坂が、バス停名にもなっている稲荷坂です。昭和初期の区画整理の際に開かれた坂道のようで、坂上の住宅街を右へ少し入ったところにある玉倉稲荷に因んだ命名です。その玉倉稲荷のやや南側から再び貝塚坂へ戻る坂が、大久保坂。これも稲荷坂と同時期に開かれた坂で、大久保某氏の屋敷跡だったことからその名があるとのこと。続いて大久保坂下から貝塚坂の反対側、先ほどの鸛の巣坂上付近の高台へ上る坂が、蝉坂です。鸛の巣山南側の高台を蝉山と称したといいます。

気が付けば、わずかな時間の間に6つの坂を廻ることができました。貝塚坂を背骨のようにして、左右にたくさんの坂が並んでいるため、歩く先々で坂道にぶつかります。大田区には坂三昧の散歩に最適な街並みが意外と多いことを、改めて思い知らされます。

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最終更新日  2008.01.09 11:29:23
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