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バス停地名学のすすめ

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2008.04.22
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カテゴリ:武蔵村山市
バス停データ
◆所在地:武蔵村山市 ◆路線:都営バス[梅70]系統他

みなさん、こんにちは。

芋窪地区を抜けると、バスは武蔵村山市中藤(なかとう)に入り、大橋バス停付近では左手から奈良橋川上流部の谷戸川が青梅街道に寄り添うように近づいてきます。

村山地名の由来は、この地が平安時代から鎌倉時代にかけての武士団のひとつ、村山党の根拠地とされたことに因んでいます。市制は昭和45年ですが、その際に山形県村山市との区別のため、武蔵を冠称するようになったといいます。都内で唯一鉄道駅のない市として有名ですが、芋窪の項でもご紹介の通り、住民としては多摩都市モノレールの早期延伸を待ち望んでいるといえるでしょう。

中藤はちょっとした難読地名ともいえますが、古くは中党と書き、村山党の中心地だったことを表しているともいわれます。中藤バス停を過ぎると青梅街道は左へ急カーブし、バスが狭山丘陵に背を向けて走るようになると、間もなく三ツ橋バス停に到着します。

地図を広げると、武蔵村山市には三ツ木、三ツ藤など、「三」のつく地名がいくつか見られます。私の調べた範囲では、あいにく三ツ橋の地名由来はわかりませんでしたが、このあたりは奈良橋川上流部の谷地であり、狭山丘陵西部からの幾筋かの小さな川が、もつれるようにして東へと流れていたようなので、近くに三つの橋があったというような推測も成り立ちそうです。

バスを降りて少し歩くと、青梅街道は谷地を南へ抜ける切通しに入ります。通学用の歩道橋の下を右へ入ると、小学校へ続く上り坂になりますが、すぐ右手に馬頭観世音菩薩像が立ち、その先には入り(いり)天満宮の境内が広がっています。「入り」が何を意味するのか疑問でしたが、境内入口に掲示された説明を読むと、このあたりの地名(小字)だったことがわかります。境内の奥からは、奈良橋川上流部の谷地の地形を一望することができます。

(次回へつづく)

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最終更新日  2008.04.22 23:12:44
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