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カテゴリ:日本SF・ファンタジー
エリ・エリ
平谷 美樹 (著)「エリ・エリ」はハードSFですねぇ。 この作品、偶然、谷 甲州(著)「パンドラ」の後に続けて読むことになりました。 両作ともファーストコンタクトもので、作者の意欲あふれる作品です。 小生は、どちらが好きかというと、ダヴィンチ・コード的な宗教的な要素も織り込まれた「エリ・エリ」が好みに合いました。 両作を読んで今更ながらに思うのは、ファーストコンタクトものを書くことの難しさです。即ち偉大な先駆者が切り開いた道で、あたらしい味付けや違った視線を物語に書き込む困難性です。 ファーストコンタクトものには、ACクラークが「モノリス」や「ラーマ」など伝説的なアイテムを生み出し、ニーブンやその他偉大な先達が書き尽くした感があり、それらを乗り越えてゆくことはなかなか難しいと思います。 谷甲州氏、平谷氏ともに意欲満々で挑まれた作品には敬意を表するところです。 とくに本作品は、終盤から盛り上がりを見せており続編が楽しみです。 田中宥久子の造顔マッサージ 田中宥久子の体整形マッサージ(応用スペシャル編) ◆筒井 康隆 (著)「銀齢の果て」 ◆小松左京 /谷甲州(著)「日本沈没(第2部)」 ◆山田 正紀 (著)「神狩り 2 リッパー」 ◆谷 甲州 (著)「パンドラ (上) (下)」 ◆小川 一水 (著)「老ヴォールの惑星」 ◆谷口 裕貴 (著)「ドッグファイト」 ◆町井 登志夫 (著)「血液魚雷」 ◆藤崎慎吾 (著)「ハイドゥナン〈上〉〈下〉」 ◆林 譲治 (著)「ストリンガーの沈黙」 ◆石黒 耀 (著)「死都日本」 ◆池上 永一 (著)「シャングリ・ラ」 ◆恩田 陸 (著)「ねじの回転」 ◆機本 伸司 (著)「メシアの処方箋」 ◆機本 伸司 (著)「僕たちの終末」 ◆荒俣 宏 (著)「妖怪大戦争」 ◆菅 浩江 (著)「おまかせハウスの人々」 ◆菅 浩江 (著)「五人姉妹」 ◆有村 とおる (著)「暗黒の城 」 ◆三崎亜記(著)「となり町戦争」 ◆高野 史緒 (著)「ラー」 ◆田中 啓文 (著)「蹴りたい田中」 ◆粕谷 知世 (著)「アマゾニア」 ◆平谷 美樹 (著)「エリ・エリ」 ◆石田 衣良 (著)「ブルータワー」 ◆渡辺 球 (著)「象の棲む街」 ◆森見 登美彦(著)「太陽の塔」 ◆古川 日出男 (著)「ベルカ、吠えないのか?」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.07.02 16:23:02
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