2695128 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Category

Freepage List

2011.04.05
XML
カテゴリ:百人一詩
「春望」
杜甫

国破れて山河在り
城春にして草木深し
時に感じては花にも涙を灌ぎ
別れを恨みては鳥にも心を驚かす
烽火三月に連なり
家書万金に抵(あた)る
白頭掻けば更に短く
渾(す)べて簪(しん)に勝(た)えざらんと欲す


-----------


口語自由訳

国が崩壊しても山河は変わらず
春の都長安には今年も草木が生い茂る
時勢に心痛めては花を見ても涙がこぼれ
離れ離れになった人を想っては鳥の哭にもこの胸が痛む
戦いの火は幾月も幾月もやむことなくつづき
家族からの便りは万金を積み重ねてもそうそう来ない
白髪頭は掻けば掻くほど毛が抜け落ちて
簪を挿すにも挿せぬありさまである



韓国の次は大陸に渡って唐の時代に遡ります。
李白と並ぶ大詩人、杜甫の登場です。
少し意訳し、また訳詩が鳥のくちばしに見えるように工夫しました。
詩の背景に興味のある方はご自分でお調べください。
教科書に載るほど有名な作品です。

時勢を勘案しての詩の紹介でした。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.04.15 20:42:07
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。



© Rakuten Group, Inc.