|
テーマ:最近観た映画。(38852)
カテゴリ:映画鑑賞(映画館・07年)
ピーターラビット… そりゃ名前ぐらい知ってました。 どんな絵かも一応知ってました。 でもそれだけ…。 子供の頃の我が家には、親戚からのお下がりの本が山のようにありました。 でもウチの親でさえ戦前・戦中生まれ。 本をくれたいとこ達の親はもっと年配。 児童文学書も結構ありましたが、当然の如く日本のものが中心。 外国物はわずかに「秘密の花園」と「にんじん」ぐらいしかなかったはず…。 (ちなみに「星の王子様」を初めて読んだのは30歳過ぎてからでしたw) そんな状況でしたからピーターラビットの物語は当然読んだ事がありません。 作者であるビアトリクス・ポターの名前も今回初めて知ったぐらいです。 そんなわけでこの映画も「どうしようかなぁ~」と迷ったのですが、レニー・ゼルウィガーとユアン・マクレガーの共演作ってところにだけ興味を持って、あまり期待せずに何となく観に行ったのですが… 泣きました(笑) …30過ぎてから随分涙腺が緩んできたので… ~Story~ 20世紀が幕を開けたばかりのロンドン。 まだまだ封建的な空気の残るこの時代、上流階級の娘が仕事を持つなど考えられない頃、周囲の無理解をよそに絵本作家として生きた女性、ビアトリクス・ポターの物語です。 上流階級の娘であるビアトリクスは親の勧める良家の子息との縁談も全て断り、ピーターラビットのスケッチを持って出版社に通う日々。 そして35才のある日、出版社のウォーン兄弟が出版を承諾してくれました。 ただし、未経験の末弟のノーマンに失敗しても構わない初仕事として与える為に…。 しかしノーマンはこの作品に心を奪われ本気で働き始めました。 ビアトリクスの真の理解者となり、彼女も理解者を得た事でがぜん本気になり… そして出版された本は大ベストセラーに。 最初は仕事上のパートナーだった二人は、やがて恋に落ち結婚を約束しますが、商人の息子との結婚にビアトリクスの両親は大反対。 それでも変わらぬ愛を誓う二人。しかし運命は思いがけない結末を用意していました…。 周囲の偏見の目や反対を押し切って、自ら生きる道を切り開いたビアトリクス。その後、湖水地方の自然とそこに暮らす人々をを守るために、それまでに稼いだお金で自ら土地を買い開発業者と戦うなど、本当に勇気のある女性だなぁと感心しました。 でも自分がこの映画で一番好きだったのは、やはりビアトリクスとノーマンの物語。 お互い30代後半にもかかわらずオクテでうぶな二人の恋物語は、観ていてとても温かい気持ちになれました。 しかしレニー・ゼルウィガーっていい女優さんだなぁ~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画鑑賞(映画館・07年)] カテゴリの最新記事
|