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テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:映画鑑賞(映画館・07年)
覚え書きによると鑑賞したのは6月3日。 結構記憶が飛んでしまってますが…。 スラム街で刹那的に生きる少年が、赤ん坊を育てるうちに人間性に目覚めていく過程を描いた映画です。 ~STORY~ 南アフリカのスラム街に住む少年・ツォツィ。 彼は仲間達と窃盗・強盗殺人などを繰り返し、時には仲間にさえ暴力を振るう荒んだ生活を送っていた。 ある日単身で高級住宅街で車を強奪。しかしその車の後部座席には生後間もない赤ん坊が…。予想外の展開に戸惑いながらも、彼は赤ん坊を自分の部屋に連れて帰る。 そして赤ん坊の面倒を見ているうちに、彼の気持ちに少しづつ変化が…。 映画を観始めた当初はどうしても主人公に感情移入できなかったのですが、苦しみもがきながら正常な心を取り戻していく過程をみているうちに、次第に彼を憎めなくなってきました。 単に暴力的であるように見えた彼の心の底にある苛立ちの原因~なぜ生きるのか、何の為に生きるのか~を吐き出す事となる障害者のホームレスとのシーンは印象に残りました。 短い映画の為か、主人公の心の変化があまりにも早く予定調和的に思われてしまうのがちょっと残念な点ですが、彼の涙が本物であって欲しいと思わせられる映画でした。 ツォツィ(2005年 南アフリカ/イギリス) ☆☆☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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