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戦国ジジイ・りりのブログ

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2013年04月30日
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カテゴリ:城(中国)
高山城広島県三原市高坂町真良
(住所をクリックするとMapfan webにリンクします)


※「東西条バトル編(25)」の続きです。


今回の旅で最後の山城となるのは、小早川氏歴代の居城・高山城。


前日の夜には資料を読み返したり地図を確認したりして
だいたいの予習をしておくんだけど、その作業をしてるうち、かなり不安になってきた。

隆景ちゃんの新高山城に比べればちょっと人気は落ちるものの、
わりと登って訪城記を公開してる人はいる。
が、結構「自分がどこを通ってきたのかわからない」とかって人が多いのだ。

そもそも、高山城の縄張図を私は持ってない。
てか、恐らく縄張図を持たずに登ってる人が多いんだと思う。
だから自分がどこにいるのかわからないのだ。

新高山城なら、ネットでも本でも簡単に縄張図をゲットできるのに、
高山城となると記事はあっても縄張図が添付されてない。
せいぜいが、搦手の方にある簡単な看板の図程度。

登ってしまえば、郭の名称を示す標識とかも建てられてるし
結構綺麗に整備されてるらしいってのはわかってるんだけど、
ちゃんとした縄張図がなくて本当に大丈夫なんだろうかと
直前になって急に弱気になった。

ただでさえ、高山城の戦歴なんて1度や2度じゃないんだし・・・
そう、新高山城が実戦経験を持たないのに対し、
高山城はバリバリの古戦場でもあるんです。
なんたって、歴史が長いからね。


ただ、幸いなことに高山城の訪城記には丁寧に写真付きで
紹介をしてくれてる人が数人おられたので、それは資料として持ってきていた。

こーゆー時、詳細な紹介文というのはホントに助かる。
高山城に限らず、訪城記のほとんどは写真を数枚貼って簡単に紹介してる程度のものだけど、
私は詳しく紹介してくれてる先人のサイトにいつもお世話になっているので、
自分の記事も誰かの参考になることがあれば・・・と思って
できるだけのことを書いている。

まあ、単に考え方と好みの違いの問題だけどね。
ただ、どの城もそれなりの歴史や背景を抱えてるんだから、
来歴もろくに紹介せずに写真数枚で終わらせるなんて
城主に失礼だろうとも思う。

そうは言っても、あまりだらだら書くのもどうなの~と
自分でも思ってはいるけど、書きたいことが沢山ある時はしょうがない(笑)。

て事で、今回も小早川氏の本城ですし、歴史と遺構の紹介を合わせると
(また)結構な分量になるんじゃないかと思いますので、よろしくねぱー


え~、また前置きが長くなっちゃいましたが(笑)、
急にものすごい不安にとらわれて、なんだかすごく行きたくなくなっちゃったものの、
登れるだけの準備はしてきてるし、
それに何より新高山城でのミッションがまだ終わってない。

新高山城で見つけられなかったのなら、
高山城に登って比較することで何か見えてくることがあるかもしれないと
思ってたからな。

仮に高山城をすっぱり諦めて寺社めぐりとかに切り替えるとしても、
今回は寺社はあくまで山城を終えて余った時間で回ろうって程度の、
いわばおまけのような扱いだったので、丸1日寺社を回れるような資料を揃えてきていない。


仕方ない、何だか行きたくないけど、やはり行かねばなるまい・・・
あまりわからないような道だったりしたら、
無理はせず引き返してこよう。

そう決めて4日目をスタートさせました。




まずは本郷駅からタクシーに乗る。
登山口までは歩いて30分くらいらしいんだけど、疲れていたし
理想のスタート時間より少し遅れたこともあって
体力と時間の節約のためにまたタクシーを使ってしまった、朝から軟弱なワタシ・・・


行き先を告げて高山城に登ることを少し話したら、
またタクシーのおじちゃんに心配された。

登山経験がそれなりにあるから、私自身は山そのものには不安はないんだけどね。
ただ、はたから見れば女(に見える)1人だからね・・・
ご心配、ごもっともです雫
ありがとうございます。


で、降ろしてもらったのが下二(しもに)のバス停。(場所はこちら



      東西条・下二バス亭付近-2



この道をずっとず~っと奥まで行けば、佛通寺に着く。
隆景ちゃんも、参詣やら現場監督やらに佛通寺に行く時に、
この道を通っていったのかもしれないな・・・

いやいや、それはともかく(笑)。


通り沿いには、登山口を示す案内は何もない。
とりあえず左手の奥へ進めばいいことだけはわかっていたので、
写真の矢印の階段を上がってみた。

階段を上がると、綺麗な形の山が目に入る↓。


      東西条・下二バス亭付近から-2



これは古高山の東にある山。
なんて山かは知らないけど、綺麗なので「沼田(ぬた)富士」と勝手に命名した。


沼田富士を背にすると、こんな道↓。


      東西条・高山城登山口へ-2



ここにも案内はない。
どうやら登山口までは自力で行くしかなさそうだな・・・。


私が今回登りに選んだのは、搦手の道。
今日も『広島近郊の山城と史跡ベスト33』をベースとしていて、
その本では古高山の南麓にある大手道は荒れてるので搦手からの道を紹介してたのだ。

が、先人の訪城記を読むと結構皆様大手から登ってる。
て事は、道はある程度大丈夫そうだけど、住宅地の奥ではっきりした登り口が
わからなかったので、『広島近郊の山城と史跡ベスト33』のコースガイドに
従うことにした。

ま、こちらも結局は住宅地の奥まで案内なしに進むしかないんだけどね。
ただ、何を目指せばいいのか、大手よりはちゃんとした情報がある。

でここも、左へ、上へ・・・の原則に従って左の道へ。

途中には、立派な石垣を備えた家があった↓。
この辺にも大きなおうちが多い。


      東西条・高山城登山口へ2


その先の道↓。


      東西条・高山城登山口へ3



うん、だいぶ山が近くなってきたな音符
途中にはいくつか分かれ道もあったけど、ここまで来れば
どの辺を目指せばいいのかわかってくる。


左へ、上へ・・・でアタリを付けながら集落の一番上と思われる道まで来たら、
道の奥に目指してたものが見えた↓。
ああ、よかったあ~ダッシュ


       東西条・高山城登山口へ4-2



奥まで行く途中には、墓地があります↓。
「高山墓園」だって・・・いい名前だなあ~(←バカ泣き笑い)。


       東西条・高山城登山口へ5


道の奥にあって、私が目指してたのはコレ↓。
高山城の案内板です。(場所はこちら


       東西条・高山城登山口13-2


ピンクの矢印の方が登山口かな。
登る前に、ちょっと準備をしよう・・・


看板の場所から振り返ると、小さな建物がある↓。
座れそうだし、ちょっとあそこをお借りしよう。


      東西条・高山城登山口10



      東西条・高山城登山口11



ここには井戸もある↑。
が、とにかく寒くて水なんか触りたくもない雫
暑い時期なら気持ちいいんでしょうけど・・・

建物はこんなだった↓。


      東西条・高山城登山口12



・・・要するに、お墓参りの方のための施設なワケね。
ちょっと申し訳ないけど、誰に言うともなくお断りしてから
ここで身支度を済ませた。

京都のセキュリティセンターにも出発の報告を入れてから、
いざ小早川の城へ犬


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最終更新日  2013年04月30日 20時57分50秒
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