カテゴリ:江戸めぐり
本殿へ参拝する前に手水舎に寄ってみた。
全体の写真がないけど、ここには素敵な彫り物が沢山あったので、 細部はバシバシ写真を撮った。 結構いいっしょ~!! ああ、千社札剥がしてえ 手水舎にこれだけの彫り物があるってのがびっくりしたね。 フツーの神社かと思ってたけど、やっぱり格がありそうな・・・ が、この素晴らしい手水舎は実はかなり現代的で、 「龍口に近づきますとセンサーの反応で水が出ます」と貼り紙がしてある。 この龍の口から出るのかな?↓ 記憶にないってことは、たぶんお清めはしなかったんだな(笑)。 だって、なんかフタがかぶせてあるし。 で、こちらが拝殿↓。 おお、立派じゃないか・・・ こちらにも狛犬がおわします。 が・・・ すげえな、これ・・・ なんかローマ人みたい 都内の狛犬も、結構掘り出しモノ・・・てか、変わりダネが多いかもしれんな。 後ろ姿も、実に変わってる↓。 ビミョ~にかしいでるとこがまた、妙なリアル感があるってゆーか・・・ 背骨出てるし。 シッポさえなかったら、古代エジプト風のヅラかぶった人間が 胡坐かいてるみたい(笑)。 パンパンしてから内部を覗く↓。 お供え物も沢山あがってるし、立派な本殿だな。 この中に掛かっている扁額に「諏方神社」とあることから、 こちらでは表記を「諏訪」ではなく「諏方」としているともいう。 境内には、社名についての解説もあった。 【「諏方神社」御社名に就いて 当社は、信州・諏訪大社の御分社ですが、御社名は「諏方神社」と申し上げます。 この「諏方」は古来の表記であり、御社名や古文書等に使用例を見ることが できます。 抑も信州・諏訪地方は往古、「洲羽」「須波」などと表されていましたが、 和銅6(713)年の”畿内七道諸国郡郷の名は好き字を著けよ”(続日本記)の 制以降「諏訪」となったようです。しかし中世から近世にかけて「諏方」の 表記も併せて多く用いられるようになり、その傾向は国の記録や公の文書にも 及び、大社に納められた奉納の品にも見られました。 こうした中、天保5(1834)年、諏訪・高島藩に於いては「諏訪」と書く旨 指令が出されるという動きもありましたが、近年に至り全国的に地名、人名 などに於て「諏訪」が通常の表記となり、御社名などに残っていた「諏方」は 使われなくなっていったようです(現在、御社名としては、全国の御分社 八千有余社の内数社にみられます)。 当社におきましては、所蔵する元禄時代の軸(細井廣澤書)に「諏方大明神」と あることに拠りまして「諏方神社」を御社名としています。】 (漢数字は戦国ジジイが変換。それ以外は原文のまま) 拝殿の蟇股↓。 では、拝殿脇の摂社をご紹介~。 まずは、「三宝荒神社」↓。 造りは新しいけど、ここもなにげに細かい彫り物がある。 カメちゃん↓。 懸魚↓。 これは何の鳥だろう・・・尾っぽはクジャクみたいに派手だけど。 蟇股は龍↓。 正面にも龍↓。 社の脇っちょ↓。 松と・・・懸魚と同じ鳥がいる。 鶴って、こーゆー羽してないよな? その奥が三峰神社↓。 石造りだけど、垂木とかまでちゃんと造られてる。 うん、これは秩父の三峰神社からの勧請だな。 ここまでは、拝殿の向かって右側。 左側をのぞいたら、渡り廊下の向こうにも宮が見えた。 この廊下の下はかなり低いので、思いっきり腰をかがめてくぐっていった。 ああ、また不審者みたい・・・ 奥にあったのがこちら↓。 御嶽山大神・八海山大神・三笠山大神とある。 この付近には、諏方神社の縁起も書いてあった。 【諏方大明神略縁起 源義朝家臣豊島兵四郎、義朝落命後の永暦元年(1160)生国信州下諏訪に蟄居、 諏訪明神を信心し、再び源氏に忠勤せんと願うも病に相果てり。子息平六郎 困窮甚だしき余り、家の再興を諏訪明神に祈誓せるに霊夢あり。現れたる貴人の 宣託に従いて湖水に向かうに、水中より光の発するを見、潜りてその元を尋ねるに 御神体と思しき物を得。 平六郎之を祀りて朝夕信心せるに家は漸く栄え、治承4年(1180)の 頼朝挙兵に於ては軍功数度に及び、此れに仍って元久2年(1205)、 武蔵国中豊島郡を領地に賜る。是より豊島左衛門経泰と名告り、信州より遷奉る 御神体を東の方、山麓に奉祀せり。 扠、嫡子左近太郎の代に至りて家は没落せるも社は其の儘に在りしが、或る時、 盗賊の押し入りたる事有り。御神体を持ち手逃げ去りしが、途上、俄かに 立ち竦みたるに、土民此れを取り押さえ、御神体を社へ遷し奉りき。 土民等此処を以て其の神徳を敬い、産土神と仰ぎ奉れり。その後時を経、 山上開削されし折、麓より当地に遷し奉りき、と伝えたり。】 う~ん、なるほど・・・ つまり、信州の諏訪様は源家とのゆかりがあるってことね。 そーゆー縁で為朝の人形が造られたのかもしれないよな。 まあ、一般的に一番メジャーな源家のヒーローは義経だし、 ほかにも色々いるんだから、なんで為朝をチョイスしたのかはナゾですが(笑)。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年01月04日 21時08分50秒
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