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戦国ジジイ・りりのブログ

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2013年06月14日
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カテゴリ:江戸めぐり
本殿域の右手、一段下がったところにも摂社がある。
ここはちょうど線路沿いの崖の上に位置するので、
山手線が下を通るのが見えた↓。


      日暮里・諏方神社42



ふむ、見ようと思えば電車内からこの場所が見えるワケだな・・・
この下段がいつからあったのかはわからないけど、
道灌山城がここにあったとしたら、これも郭のひとつだったりしてね。

で、奥にあるのがこちら、末廣稲荷神社・銭降稲荷神社↓。


      日暮里・諏方神社43



      日暮里・諏方神社44


銭が降るなんて気になるネーミングだけど、
お稲荷様の由来を記した解説などはない。

こちらにも狛犬がおわしたが・・・


      日暮里・諏方神社45



      日暮里・諏方神社46



はああ、頭の上、なにか載ってるう~!!

特に2枚目の方の子は、目玉がぎょろりと上を向いてるから、
頭に乗っけたみかんを落とさないようにバランス取ってるようにも見える泣き笑い


よそ様のサイトを見ると、この子たちもかなり面白い背中をしてたらしいが、
まだこの時は背中までチェックする習慣はなかったので・・・
ちぇっ、惜しいことしたなあ。
けど、この写真でも変なシッポをしてるらしいことはわかる(笑)。


で、この下段からは崖を下に降りられる道が付けられている↓。


      日暮里・諏方神社49



 【地蔵坂

  この坂はJR西日暮里駅の西わきへ屈折して下る坂である。坂名の由来は、
  諏方神社の別当寺であった浄光寺に、江戸六地蔵の三番目として有名な地蔵尊が
  安置されていることにちなむという。】
  (現地解説板より)


浄光寺は、諏方神社入口の手前にあった寺。
この後で行きます。


上に戻りまして、手水舎の前にはこんな立派な蔵のような建物がある↓。
ここに御輿が収められているみたいだな。


      日暮里・諏方神社51



      日暮里・諏方神社52




このあたりからは、お隣の浄光寺のものらしい宝形造りの建物が見えた↓。


      日暮里・浄光寺



うおお、すげえ、チョ~古そ~。
なんか出そう~(笑)。


これで諏方神社はおしまい。
歴史はあるし、為朝が出てきたし、摂社もよかったし、
それになんと言っても狛犬がヒット揃いだったな~猫

なんか、ここには狛犬ファンには人気の狛犬がいるらしいだけど、
どの子のことだろう・・・

クロちゃん?ローマン(ローマ)ちゃん?みかんちゃん?
私はみかんちゃんが良かったなハート(手書き)

ローマンちゃんで思い出したけど、
日暮里の地名の由来の説のひとつに、「ナポリ」が転化したものだというのがある。
その関係であんな風変わりなローマン狛犬がいるのかとも一瞬思ったが、
あれを奉納したのは町火消の「れ組」だと台座に書いてあるから
やっぱ違うか・・・(笑)。



境内を出る前に、神社にふさわしい外観をそなえた立派なトイレ↓をお借りして
膀胱の準備も済んだところで、お隣の浄光寺へ。


      日暮里・諏方神社のトイレ



こちらが浄光寺の正面↓。


      日暮里・浄光寺2


綺麗な幕がかかってるし、門前には車が沢山停められてるし、
門を入った正面にはテントが貼られてる。
ここも施餓鬼か?

中に入ってみたら、案の定本堂には沢山の人がいて、
お経が聞こえてくる。
係員のような人までいるし、イベント真っ最中だな・・・雫


ここには大きなお目当てがあるから来たんだけど、
まずは入口付近から見ていこう。


 【江戸六地蔵と雪見寺(浄光寺)

  山門をくぐって左手に、高さ一丈(約3メートル)の銅造地蔵菩薩がある。
  元禄4年(1691)、空無上人の勧化により江戸東部六ヶ所に六地蔵として
  開眼された。もと門のかたわらの地蔵堂に安置されていたもので門前は
  「地蔵前」ともよばれる。
 
  浄光寺は、真言宗豊山派の寺院。法輪山法幢院と称し、江戸時代までは諏方神社の
  別当寺であった。元文2年(1737)、八代将軍吉宗が鷹狩の際にお成りになり、
  同5年以降徳川将軍御膳所となった。境内に「将軍腰かけの石」がある。

  眺望にすぐれた諏訪台上にあり、特に雪景色がすばらしいというので
  「雪見寺」ともよばれた。】
  (現地解説板より。漢数字は戦国ジジイが変換)


門前にあるこれが、六地蔵らしい↓。


      日暮里・浄光寺18



あれ?
解説だと、山門の中にある銅造のがそれだとなってるよな・・・
でも、これにも「六地蔵三番目」って書いてあるんだけど。


山門は高麗門↓。
自転車が写っちゃってちょっと台無しだけど、
イベント中だからしょうがないよね。


      日暮里・浄光寺5



      日暮里・浄光寺3



↑なかなか風格もあって立派な門なんだけど、
この飾りを見た時、こーゆー細長いランドグシャを周りに貼りつけた
ケーキを思い出したわたくしうっしっし
なんて言ったっけ、あのお菓子・・・


入ってすぐの右手にはお地蔵様が並んでいて、
その奥には石仏のようなものがごちゃまんと詰め込まれ、
さらに奥にひときわ目を引く大きな灯籠がある↓。


      日暮里・浄光寺4



銘は見なかったけど、大きくて立派。
結構古いもののようにも見えるけど・・・



今度は、山門の左手。
門のすぐ脇には、これがある↓。


      日暮里・浄光寺15



恥ずかしながら、これを撮った時点(2012年7月)では
一体なんなのかわかりませんでした。

あまりやたらに道端のお地蔵様とかにお参りしたり、
写真を撮ったりするのはよくないと言われていたので
撮るのをどうしようか迷ったんだけど、やっぱり撮っておいてよかった。

はい、記事を書いてる今ならわかります。
手術後にも関わらず寄り道した、馬橋の香取稲荷神社のおかげで。
成長したなあ、ワタシ。エッヘンダッシュ

これは、庚申塔群ですね。

庚申塔の存在自体は以前から知ってはいたけど、
具体的にどういうものなのかは知らなかったし、
正直言って興味もなかったので、諏方神社にあったという古い灯籠型の庚申塔も
写真は撮りませんでした。

が、諏方神社のもきっとこれと同じような形のものなんだろうな。
左に並んでる普通の形のも、全部庚申塔ね。



庚申塔群の奥におわしますのが、この方↓。


      日暮里・浄光寺6



こちらは荒川区指定の有形文化財、銅造地蔵菩薩坐像。
文化6年(1809)作。

その隣がこちら↓。


      日暮里・浄光寺8



こちらが解説にあった、江戸六地蔵のようです。
荒川区の指定文化財。
開眼は元禄4年(1691)といわれる。

江戸六地蔵は1番目から順番に、駒込・瑞泰寺、千駄木・専念寺、
ここ浄光寺・下谷・心行寺、上野大仏堂、浅草寺・正智院と続くそうで、
このうち現存するのは専念寺と浄光寺だけなんだそうな。

銅造りのせいか、そんなに古いようには見えないんだけどね。
ただし、なにげにデカい。
なにせ、約3m・・・



この正面が本堂↓。
ご覧の通り、卒塔婆がいっぱい並べられてるから
やっぱり施餓鬼だな。


     日暮里・浄光寺10



なので、本堂の中は見られませんでした。
まあいいさ、私の目的は他にある。


境内の目立つところにはお目当てはなかったし、左手の奥には
諏方神社から見えた石造りの蔵みたいのがあるだけで境内はどん詰まり。

右手の灯籠の奥をのぞいてみたけど、そこからはもう墓地で、
お目当てのありかを示す案内板もない。

う~ん、困ったな・・・
アレはぜひとも見たかったんだけど。


しかし、幸い本堂の下に張られたテントには
施餓鬼のお世話係のおばさまが数人いたので、ダメ元でちょっと尋ねてみた。

そしたら、墓地をずっとずっと奥へ回り込んで、
さらに門を開けて入った本堂の裏手にあるとのこと。

おばさまは親切な人で、丁寧に道を教えてくれたんだけど、
聞いてるうち不安になってきて、

「あ、あの・・・
門を開けて入っちゃってホントにいいんですか!?」


って念押ししたら、

「大丈夫よ~。
ただ、本堂では法要をやってるから、静かにね」


って快くGOサインを出してくれた。

うおお、ラッキー!!
教えてもらわなかったら絶対にわからない場所だから、
諦めてすごすご帰るしかなかったよな。

施餓鬼サマサマ、おばさまサマサマだわダブルハート


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最終更新日  2014年01月04日 21時08分23秒


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