2074749 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

戦国ジジイ・りりのブログ

戦国ジジイ・りりのブログ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2014年01月04日
XML
カテゴリ:上野と寛永寺
今日は1月4日。
昨日は1月3日。
元日の3日です。
「元三」です。

そうなんです、昨日は良源さんの命日だったんですよ~!!
という訳で、(また)行って参りました。
寛永寺へ泣き笑い


が、昨日も結構色々とスケジュールが詰まっていて、
ちょっと時間が読みづらい部分もあったので、
上野へ行く前に懐かしい場所へ少し寄り道をしました。

ホントは昨日、ちゃっちゃとこの記事を上げるつもりでしたが、
気分を害したことがあって夜に書くのはやめました。

今日は貞子猫


       2014貞子


が遊びに来たのですが、貞子と遊びつつも明るい昼間のうちに
書きあげてしまうつもりでした。

が、ちょっと遊びすぎた・・・
いや、起きるのが遅かったしな。
だって昨日疲れたんだもん。

で、結局夕方になってから書き始めてる訳ですが、
もうしょうがないので、とっとと書いてしまいます。

あ~、なんか思わせぶりな書き方かもしれませんが、
別に恐い話が出てくる訳じゃないですよ。
私がそんなもの書くはずないでしょ。
ただ、ちょっとね・・・

それでは、本編の途中で恐縮ですが
お正月特番(笑)を始めさせていただきます。



柏から常磐線に揺られてればそのうち上野に着きますが、
昨日は少し手前の北千住から地下鉄日比谷線に乗り替え。
で、降りたのはこちら↓。


      小伝馬町駅7


歴史好きの皆様なら、ここに何があったかすぐわかるでしょう。
時代劇なんかで、小伝馬町の牢屋敷はお馴染みですからね。

まずは地上に上がります↓。


      小伝馬町駅2



手前の道が人形町通り。
写真のすぐ左手は大きな交差点で、江戸通りとクロスします。
で、目の前に見えてる角から2ブロック分くらいが
小伝馬町牢屋敷の敷地のようです。

横断歩道を渡って右側に歩き出すとすぐ、このお寺があります↓。


      小伝馬町・大安楽寺


これは脇の入口のようで、お寺に沿った小道を左に入ると
正面があります↓。


      小伝馬町・大安楽寺3


 【準別格本山
  江戸第五番札所
  新高野山 大安楽寺縁起

  抑も此の地伝馬町は江戸時代、徳川幕府の牢獄の所在仕し所なり。当山開基
  山科俊海大僧正、明治初年、高野山より錫を六本木の五大山不動院に留め 
  化を十方に布く。時、偶々、此地伝馬町牢、処刑場跡に燐火の燃ゆるを見 
  大悲禁ずる能はず。

  幾万余の知られざる無告の霊、鬼哭愁々として寄辺たるを弔ひ、又安政の大獄で
  知られる吉田松陰等、当地で処刑された勤王の志士の霊を慰め、又一つには
  牢跡を以て浄地となし四隣の繁栄に資せん事を希念し、明治五年より勧進し、
  同8年一宇を建立。高野山より弘法大師を勧請し本尊となす。

  又処刑場跡には延命地蔵菩薩を建立し、堂塔、伽藍を整備(現十思公園を含む)
  これを当山の濫觴とす。爾来尊崇の信仰を聚め都心に輪喚の美を競うも 
  大正12年の大震火災にかゝり昭和四年今日の規模となり現在に及ぶ。
  昭和29年都史蹟指定。】
  (現地解説板より。漢数字は戦国ジジイが変換、適宜句読点挿入)


え~、今回は都合によりサクサク進めますよ~。

本堂の向かって左手の小さなスペースには色々あります↓。
これがここでのメインです。


      小伝馬町・大安楽寺5


が、まずは本堂へお参り。


      小伝馬町・大安楽寺6


      小伝馬町・大安楽寺7


      小伝馬町・大安楽寺8


お賽銭箱↓。


      小伝馬町・大安楽寺10


・・・の前にあるモノ↓。


      小伝馬町・大安楽寺12


それの説明↓。


  小伝馬町・大安楽寺11


どうやら、住職様や副住職様があちこちから持ち帰ってきた砂が
この石の花の下に埋められているらしいです。 


本堂の中からは読経の声が聞こえてくるので、静かにお参り。

本堂の向かって右側・・・庫裏かな?↓


      小伝馬町・大安楽寺13



さてと、規定通りご本尊様にご挨拶した後で、いよいよ左のエリアへ。
まずはこちら↓。


      小伝馬町・大安楽寺14


お地蔵様の下の台座にある字は、山岡鉄舟によるものだそうです。


      小伝馬町・大安楽寺15


      小伝馬町・大安楽寺17


ちょっとね、こーゆーのを赤字で書くと迫力あるからやめて欲しいんだけど、
ひとまず東京都教育委員会の看板から。

 
 【東京都指定旧跡
  伝馬町牢屋敷跡
 
  伝馬町牢屋敷は慶長18年(1613)に常盤橋外より小伝馬町へ移転されたもので、
  明治8年(1875)に市ヶ谷因獄へ移転までの江戸の牢獄でした。面積は
  2,600余坪。揚座敷、揚屋、大牢(庶民)、百姓牢、女牢などの獄舎や拷問蔵
  などがありました。

  定員は350名程度、最大700名を収容できたといいます。牢屋奉行には
  石出帯刀が世襲しました。安政大獄(1859)では吉田松陰や橋本左内らが
  収容されていました。】


何で新年早々、恐がりのわたくしがこんな場所へ来たのか
不思議に思う方もおられるかもしれませんが、
実はここ、一時期わたくしの生活の場所だったんです。

生活って言っても、住んでた訳じゃないですよ。
このすぐ近くに、数年勤めてたんです。

で、このお寺の向かいにある公園で、ランチしてました。
毎日。

当時は日本史は幕末ぐらいしか関心はありませんでしたが、
小伝馬町の牢屋敷ったら時代劇にもよく出てくるし、
公園内にも石碑は色々あるので、ここがどういう場所かは知ってました。

でも、ただ「知ってる」のと現実の生活とはあくまで別モノなので、
それはそれとしてフツーに晴れた日の昼には公園で憩ってました。時々は

「松陰先生がここにおられたんだな~」

なんて思うこともありましたが、ただそれだけでした。
普通の牢屋敷だと思っていたので。

昼になったら弁当持って公園に来て、時間になったら職場へ戻る・・・
向かいにお寺があるのは知ってましたが、入ったことはありませんでした。

上の写真の赤字に「御椓場」とありますが、
この場所、刑場だったそうなんです雫


寛永寺の記事を書き始めてから、江戸関係の本は日を追うごとに増えていきました。
史料類は沢山ありそうだし、高価な本も多く、
そもそも史料だとどこから手を付けていいかもわからないので、
現在のところ江戸関係の本は一般書に限られています。

その中の一冊に『歴史散歩 江戸と東京』(堤紫海著/文化総合出版)という本があり、
まだほとんど読んではいませんが、年末に上野近辺のことでも書いてないかと
ぱらぱら見ていたら、小伝馬町の牢屋敷の項があったので何気に見たらば、
公園の隣が刑場だったとゆー衝撃の事実が書いてある・・・!!


げえええ~~!
マジでええぇぇぇ・・・ショック

もうホントにびっくりしました。

当時、その事実を知ってたら公園でランチをしなかったのか、
それはわかりませんが、ともかくろくな事を知りもしないで
のんきにメシ食ってたことが何だか申し訳ないような気がして、
それと現地の様子をもう一度確かめたくて、
恐いし新年早々なのにいてもたってもいられず、
久々にここへやって来たとゆー訳です。

別の江戸の本も読んでみたら、江戸時代には一般に死を与えられた場合でも
いくつかの種類があるそうなので、昨日、帰ってご飯を食べながら
少し刑罰について勉強しようかとすまほで検索してみました。

そしたらちょっとおかしな事が起こったので、
これは勉強すんなって事かな・・・と思って、
ここではそうした詳細については省きます。

なので、手持ちの資料を見るしかないのですが、
前述の『歴史散歩 江戸と東京』によると、

 【責任者の牢頭には、大番衆があたり、「御椓場」といわれた死刑場の係りには、
  有名な山田浅右衛門などがいた。与力一人が、見回り吟味にあたり、下に同心が
  十名余、獄丁などがいたのである。

  死刑場の跡は、大安楽寺門内で、そこにあった血溜りの穴の近くに、今は大きな
  銅製の地蔵さんがまつられている。】

だそうなので、まさにこの場所なんです・・・


都の教育委員会の解説には松陰先生と橋本左内の名がありますが、
頼三樹三郎もここで、らしく、
安政の大獄関係の方達は96名も、だそうです。

あ~、恐くてはっきり言えないんですよ(笑)。
恐いんなら行かなきゃいいんだけど、
知らなかったことがホントに申し訳なくて、
行かなきゃ!って気になっちゃったんだもん。
それにここなら、知った場所だから下調べとか何もいらなかったしね。

で、このお地蔵様ですが、お寺にはこんな風に書いてあります。

 【子育 息災
  延命地蔵尊

  安政の大獄で名高い吉田松陰を始めとする人々の伝馬町牢、処刑場跡を供養
  するために建立された。
  製作者 日展審査委員横江嘉純】



にほんブログ村





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014年07月31日 21時03分09秒


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

りりじい

りりじい

カレンダー

カテゴリ

コメント新着

王島将春@ Re:浅草&寛永寺法要編(8) 東国の成熟(01/08) はじめまして。福井市在住の王島将春(お…
よー子@ 墓参り2014(2) 慈眼寺~芥川龍之介と小林平八郎の墓(08/02) 前略 初めてお便りします。 質問ですが、…
伊藤友己@ Re:上野第三編(12) 寛永寺105/清水観音堂~越智松平の灯篭(06/20) 越智松平家が気になって詳しく拝見しまし…

サイド自由欄

よみがえる江戸城 [ 平井聖 ]
価格:2916円(税込、送料無料)







PVアクセスランキング にほんブログ村

お気に入りブログ

ほげほげと えびねっこさん

© Rakuten Group, Inc.