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テーマ:読み聞かせ(295)
カテゴリ:絵本
近くの本屋とネットの他にもう一つ、書籍購入に使っているルートがある。生協の共同購入だ。生活クラブ生協の「本の花束」。もっとも普段ここで紹介される絵本や児童書はほぼ持っているか読了済みなので、記事を楽しむほうがメインなのだが。機会があったら選定メンバーに応募をと思うのだが、今年は引越のごたごたの間に時期を逃してしまった。次はまた何年か先なので、タイミングが合うかどうか。転勤はいずれまたあるのだし。
で、今回配達されたのがこの『しごとば』。ものの名づくしの事典的絵本です。本そのものも作者名(鈴木のりたけ)も知らなかったのだがコンセプトが気になって申込、キイを読者層に想定していたところ、着いたその日からゼロの愛読書になっている。 見開きいっぱい(縦30×横45)に描かれた仕事場の、ありとあらゆる仕事道具に片っ端から名前が書かれている。次の見開きではお仕事紹介。前のページで描かれた道具たちがどう使われているかがわかる。とりあげられている職業は寿司職人、自動車整備士、美容師、パティシェなど。ゼロのご贔屓はもちろん新幹線操縦士。新幹線だけ大盤振る舞いでお仕事紹介が2画面にわたっているのにも大喜び。 仕事に使う道具の名前を知るだけで、仕事の手順がより具体的に立ち上がって見えてくる不思議。グラフィックデザイナーの仕事場に、パパがプラモデル作りに使っている道具に近いものが描かれていたり、パテイシェの仕事場に台所で自分たちが使ったことがある道具の仲間があったりするのも、親近感をより募らせる。手仕事が生活に占める割合が小さくなっている今だから、こんな本を親子できょうだいでわいわい言いながら楽しんでみてはどうだろう。ラストに作者自身の仕事場もあるのがご愛嬌。本棚にはこの本を造るのに参照したと思われる本の数々が。 あ、絵も字も当然ながら微に入り細にわたっているこの本ですから、クラスでの読み聞かせはちょっと難しいです。投影機があればいいのかな。 しごとば お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.11.15 20:58:39
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