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銀の裏地

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絵本の紹介と読み聞かせのヒント満載(?)育児録
幼児から高校生の4児の母、内職編集者でブックトーカー。子どもと本をつなぐ活動を市内各所で展開中。
他にバレエ・演劇・コミック・短歌etc.書籍全般取扱中



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2010.03.21
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カテゴリ:絵本
 バートンのアリス映画の公開が近づいてきたせいで、子どもたちが久しぶりにサブダのしかけ絵本を引っ張り出して楽しんでいる。美術展(1月9日の記事参照)、面白かったんだねー。
 絵本は子どもがいくらでも読めるように、低めの位置にずらりと並べている我が家だが、しかけ絵本は別。何しろ今、うちには破壊大帝ゼロさまがおわします。だからナンのペネロペですら、梯子をかけねば取れない位置にあるのだ(サブダを上げたのはもちろん私だが、ペネはナンが自分で頼んできた。なにしろペネロペの首が既に二つももぎとられている。それっくらいゼロはペネロペしかけ絵本が大好き、ということなのだが)。


ロバート・サブダのしかけ絵本不思議の国のアリス(日本語版)

 しかけ絵本と言えば、と何とかの一つ覚えで雑誌もテレビも例に出し画面に出すのがこの本で、それも決まってタルト裁判のトランプが乱舞するシーン。まあ新撰組を映像化した時の池田屋大階段みたいなものでお約束ですわね。でも実はこっそりと隠された小さなしかけこそ凝っているのがこの本。第1画面、原作のひそみに倣い、open me と書かれた本の形の仕掛けのバンドを外すと、それはアリスが落ちたうさぎ穴=周囲が本棚になっている井戸で、これは本というメディアが好きな人間にはぐっとくる。くるよね。白い薔薇をせっせと赤くするしかけも私は地味にお気に入り。
 大がかりなしかけなら、この『アリス』より、むしろこちらの方がおすすめ。


ロバート・サブダのしかけ絵本オズの魔法使い(日本語版)

 デザイン・しかけ共にエレガントな迫力の大竜巻、オズがドロシーを乗せ忘れたまま飛び立つ大気球のこれは傑作大仕掛け。エメラルドの都に入るための緑色のサングラス(読者がそのままかけられるサイズ)もきちんと用意されているという周到ぶり。もう文句なしの1冊。
 以前、高学年の読み聞かせの時間に持っていったら、むしろ男の子の食いつきが素晴らしかった。メカニカルな魅力。色彩も子どもだましじゃないしね。持っていったのが英語版なこともあって、ストーリーは大雑把に画面にあわせた解説程度で、しかけを見せるの優先でいきました。読み聞かせじゃないじゃん、というお声もありましょうが、しょっちゅう行ってるグループ相手なら、たまにはこんなお楽しみ会をはさむのもアリだという立場なんで。
 ちなみにうちでこれを読むときは、誰が眼鏡をかけるかで毎回激しいケンカが繰り広げられます。順番とか譲り合いという概念は君らには無いのか。いっそあと2つ3つ作ったっていいだろうにそういう発想は起こらないのか。育てた親の顔が見たくなるって私ですね。

 サブダの仕事の中でも傑作中の傑作と言えばこれだと私は思っている。日本語版だと『冬ものがたり』のタイトルで出ているのかな。でもこの美しい本は活字までイラストレーションの一部として堪能したいので、英語版で。(サブダの日本語版しかけ絵本はどれもこれも、日本語の活字の選び方ががっかりというか残念と言うか、作品によってはぶち壊しと言いたくなるようなものがほとんどなのだ。)


Winter's Tale(Robert Sabuda)ロバート・サブダポップアップ 飛び出す絵本 しかけ絵本 洋書絵本 英語版【送料無料】

 まだ自分で手に取ったことがないのでリンクはしないが、『マザー・グース』や『ピーター・パン』も画像を見る限り良い出来のよう。他に恐竜や海の怪物(サメとか)を扱った本はお父さんたちが書店でまじまじと見入っているのによく行き合う。絵本と言えば女性向け、と思われがちだが、商品展開や宣伝次第。版元だけじゃなく、書店や図書館もまだまだ研究の余地ありだろう。


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最終更新日  2010.03.22 00:54:25
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