今日は週1回の文庫の日。以前通われていた方から(中抜け時代のこととて私はたぶん面識がない。たぶん…というのは講演会その他の催し物で売り子だのなんだのでこの地域を訪れていた私の顔を見憶えている文庫関係のおばさま方が案外多いから)、大量の「こどものとも」の寄贈を受けた。今は20代半ばになるのだろうお子さんの在園当時の「こどものとも」と年中版、更にその頃古本屋で購入されたらしいさまざまな年代の「こどものとも」。
いただいた本の発行年の集中している90年代といえば、私が月刊の「こどものとも」からはもっとも縁遠かった頃で、その後ハードカバーとして出直して、更にそれなりに話題に上ってでもいなければ、ほんとに知らずじまい。いい機会を与えていただいた。今日は号数整理に追われてほとんど読む暇もなかったけれど、あの人はこの頃はこんなタッチだったのか、あの人とこの人の組み合わせなんて、と表紙だけでもずいぶん楽しませてもらった。
古いものでは怪作『ぶたぶたくんのおかいもの』など。この大人から見るとなんとも不気味なタッチの絵が、子どもたちには拍手喝采。それが(シリーズになっていない単発本なのに)何十年も続いているのだからほんとうにすごい。「ぶたぶた ぶたぶた」と言うだけでうちの子たちも大爆笑だ。
来週は「こどものとも」の発行年順リストを印刷してきて付け合わせ照合をするつもり…だった。