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バス停地名学のすすめ

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2008.11.29
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カテゴリ:杉並区
バス停データ
◆所在地:杉並区 ◆路線:都営バス[宿91]系統他

みなさん、こんにちは。

「たぬき寺」「かっぱ寺」「あじさい寺」など、正式な寺号の他に由来や特色にまつわる愛称を持つ寺院は多いですが、その愛称がバス停名にまで採用されるとなると、いかに深く地域に密着し、親しまれているかの証といえるでしょう。

こうした事例のひとつに、杉並区方南の釜寺があります。杉並区から世田谷区にかけて、環七通りを南下する都営バス[宿91]系統に乗り込むと、地下鉄方南町駅の少し先に、釜寺バス停があります。

バスを降り、方南小学校への脇道を入っていくと、すぐに神田川の上水橋に出ます。この川がかつては上水道として江戸という巨大消費都市を支えた歴史が垣間見えるような橋名で、橋そのものに特長はありませんが、橋の南側に大きなクスノキが一本、シンボルツリーのようにして立っているのがなんとなく印象的です。

橋を越えると、右手に通称「釜寺」こと東運寺の山門が見えてきます。もとは天正元年(1573)に一安上人によって開かれた念仏堂であり、大正11年に入谷(台東区)の東運寺を合併し、念仏山東運寺と称するようになりました。山門は、元禄年間(1688~1704)に現在の港区西新橋にあった陸奥一関藩主田村右京太夫屋敷の脇門にあったものといいます。田村屋敷といえば、浅野内匠頭が江戸城松の廊下で刃傷沙汰を起こした後にお預けとなり、庭先で切腹をさせられた屋敷として知られますが、その際には内匠頭もこの門をくぐったことでしょう。門は後に三井総本家に移り、昭和30年にここへ寄進されたとのことです。

(次回へつづく)

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最終更新日  2008.11.29 21:54:29
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