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バス停地名学のすすめ

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2008.12.06
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カテゴリ:豊島区
(前回からのつづき)

とげぬき地蔵の前に見ておきたいのは、商店街入口のすぐ左手にある真性寺です。第134回「仙台坂」の項でご紹介した東海道品川寺の地蔵菩薩坐像と同様、江戸の入口六ヶ所に置かれたされる地蔵のうち、第四番にあたるのが中山道真性寺で、本来なら正面奥の本堂左手前に大きな地蔵菩薩座像が見えるはずですが、私が訪ねたときは修復工事中のため不在で、代わりのミニチュア像が鎮座していました。品川寺と違い、頭に笠をかぶった状態の地蔵像として知られますが、修復によりどのような姿に変わるのか、不安と期待が交錯します。

真性寺を出て少し歩くと、右手に見えてくるのがとげぬき地蔵こと高岩寺です。今やとげぬき地蔵の名は巣鴨の代名詞ともなっていますが、そもそもこの寺は、湯島から下谷への移転を経て、明治24年からこの地にあるので、江戸期に巣鴨の地蔵といえば、先の真性寺の地蔵を指すのが通例だったと思われます。

「とげぬき」とは、病気のとげを抜く、すなわち病気を治すという意味です。高岩寺本尊の延命地蔵尊が病気の治癒に霊験ありとされるとげぬき地蔵そのものですが、これは秘仏につき非公開です。代わりに本堂左手前の隅に置かれているのが「洗い観音」と呼ばれる聖観世音菩薩像で、患部と同じ場所を水で洗って病気の平癒を祈願する人が絶え間なく列を成しています。遊園地のアトラクションのような整列用の柵と、「二列に並んで両側から洗って下さい」の看板が、その人気ぶりを象徴しているといえるでしょう。像は永年の水洗いで磨耗し、現在は平成4年に代替わりした新しい像とのことです。

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最終更新日  2008.12.07 00:28:35
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