琵琶湖を眺めながら
こんばんは、ほうとうです。 29日(土)、比良山系の最高峰、武奈ヶ岳(標高1214m)に登って来ました。 積雪期では、坊村登山口の御殿山(西南稜)コースが一般的ですが、なだらかなブナ森のコヤマノ岳やスキー場跡である八雲ヶ原はスノーシューハイクに絶好で、今季の積雪なら大いに楽しめそうなので、琵琶湖側のイン谷口から金糞(かなくそ)峠、ヨキトウゲ谷、コヤマノ岳、武奈ヶ岳、コヤマノ岳肩、八雲ヶ原、北比良峠、ダケ道と歩くこととし、コヤマノ岳の登りから北比良峠までの間をスノーシューで歩くこととしました。ただ歩行距離が11キロと長いので、体力が必要です。 イン谷口の駐車場に車を止め、比良管理事務所前を通り過ぎて雪の積もった駐車場に来ると、端にテントが数張りありました。キャンプ場ではないですが、好きな人はテント泊(略してテン泊)するんですね。 更に正面谷沿いに登って行くと、背後に琵琶湖が見えるようになります。 そして石積の大堰堤から水が流れ落ちる金糞滝の下を渡渉し、左岸の青ガレの登りに掛かります。青ガレとは、青みを帯びた岩がゴロゴロと積み重なったガレ場のことなのですが、雪にすっぽり覆われ、「白ガレ?」状態でした。 金糞峠を越え、奥ノ深谷上部で木橋の渡渉があります。この他にも若干渡渉があります。 ヨキトウゲ谷沿いで、軽アイゼンからスノーシューに履き替えました。芦生杉の大木が見られ、枝にしっかり雪を載せています。ただ大きすぎて全体を撮影できません。 坂を登って来ると、期待のブナ林です。良き。 コヤマノ岳山頂が近づくと、霧氷の世界。更に良き哉。 楽しくてしょうがなくなりますが、先を目指します。 コヤマノ岳のブナ森を緩やかに下り、コヤマノ分岐で正面に武奈ヶ岳山頂を見上げます。 坂は急になりますが、スノーシューのまま登れます。 口ノ深谷の向こうに蓬莱山・打見山 山頂には多くのハイカーが来ており、思い思いに過ごしています。 山頂標柱のエビのシッポと京北の山々 北方の三重嶽 ブナ森のコヤマノ岳 山頂はずっと風が吹いているので、しばらく下って風のない所で昼食休憩することにしました。 コヤマノ岳肩から僅かに八雲ヶ原方向に下った所に、無風でかつ展望の良い場所がありました。 リトル比良の稜線と琵琶湖 昼食後、下って行くと、スキー場跡に出て、広いゲレンデを思いっきり進みます。 八雲ヶ原の八雲池はすっかり雪に覆われていました。 その先は緩やかに上り、北比良峠です。 振り返ると、武奈ヶ岳と下ってきたゲレンデ斜面が望め、楽しかった一日を噛みしめながらダケ道を軽アイゼンで下りました。 たっぷりの雪と、霧氷のブナ林、周囲の山々と琵琶湖の眺めをしっかり楽しんだ山歩きでした。