もう少し作り込みたい
こんばんは、ほうとうです。 29日(金)、フェスティバルホールで行われた、大フィルの第544回定期に行って来ました。 四つ橋筋の夕暮 指揮は、エリアフ・インバル。コンサートマスターは崔文洙。 曲目は、プロコフィエフの交響曲第1番「古典交響曲」ニ長調とショスタコーヴィチの交響曲第10番ホ短調。 インバルさんは今年85歳になられる、マーラーとブルックナーのスペシャリストですが、ショスタコーヴィチも交響曲全集をリリースしており得意のプログラムです。今回の来日で都響(東京都交響楽団)も数公演振る予定でしたが、コロナの緊急事態宣言で半分が中止になってしまい、本人もちょっと残念だったのではないでしょうか。 メインの「タコ10」(ファンはこう略す)は、作曲家の名前のモノグラムである、D-Es(S)-C-H(簡単に言えばレーミ♭ードーシ)の音形が色々な形で沢山現れることで有名です。 大フィルも持ち前のパワーで熱演でしたが、凝ったところや趣向はなく、オーソドックスな演奏だったと思いました。できればもう少しアンサンブルが丁寧だったらなお良かったかも。 また、一方で「古典」は、清々しくて綺麗な響きの方が、タコ10と良い対比となったと思いました。