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テーマ:ただ思うこと・・・(558)
カテゴリ:日々の思い
昨日の日記に、印象に残ったエッセイの表題だけをいくつか書いたが 実は、書きそびれたのが一つある。 それは、佐藤正午さんという作家の「四十歳」という題のものである。 私は四十歳ではないが この「馬齢を重ねる・・・」の書き出しで始まるこのエッセイがまだ気になっている。 特に、「馬齢を重ねる」ということば自体が妙にこころにずしんとすわっている。 なぜ昨日、書かなかったのだろう? たぶんこの言葉には、人生に対して否定的な響きを感じて、「私の好むところ にあらざる。。」と こころが拒否したのであろう。 いや~、今まで「馬齢を重ねてきた」と思えば空しくなるではないか。 しかし、妙に気になって仕方がない。 昨夜、もう一度 読んでみた。 ここで、少し著者の冒頭の文を書き移してみよう。 「馬齢を重ねる という言葉があって、 手元の辞書で調べてみると、これは 「たいした事をしないうちにただ年をとっただけ」 との意味で、 しかも謙遜の表現らしいのだが、べつに謙遜をするわけでもなく、素直な感想として、 新たな年の始まりに この言葉を呟いてみたくなる。 まったくの話、馬齢を重ねに重ねて ここまでたどり着いた・・・」 という始まりである。 振り返れば、私も・・ 誰しもが喜怒哀楽の詰まった人生であろうが・・ 私にも辛苦は結構あったが、塞ぎ過ぎずになんとかやり過ごし、明朗を看板にして、 それなりに懸命に生きてきたという自負も少しはある。 だからといって 今、その成果や果実をなにかもぎとっているかと問えば、何もないのが現状である。 やはり、私も馬齢を重ねてきたのだと思わざるをえないのか。 そういえば、「ばか」を漢字では、「馬鹿」と書く。 なるほど・・・妙に納得。 納得したら、なぜか奇妙にも こころ安らいできたりする。(笑) しかし・・まだ 「馬齢を重ねてきたんじゃない!」と、抵抗したい気持ちと拮抗し合っている。 今、妙な気持ちである。^_^
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「平穏無事に生きて来れた」と言う事ではないでしょうか。
私なんぞは、「あっちで叩かれ、こっちで、頭をぶつけ」失敗ばかりで、良くぞ生きてると言う感じです。 (Oct 27, 2005 10:29:57 PM)
「馬齢を重ねる」心に響く言葉ですね!自分自身を振り返り、反省しきりです。一人一人それぞれの人生です。昨日知人が死亡し、お通夜があり、お参りに行ったので、この言葉が今日特に身にしみました。
(Oct 28, 2005 09:55:55 AM)
コメントありがとうございます。
「平穏無事に生きて来れた」と言う事ではないでしょうか。 ・・この言葉を頂いて、ハッとしました。 お陰で、なんかモヤモヤしていものが吹っ飛んじゃって、平穏無事に来れたのも両親のお蔭あればのことと、感謝の念を強くしました。 kabu55さんは、まだまだお若いから、あれこれ挑戦して、今のうちに一杯失敗して知恵つけられるのがいいんじゃないかと思いますが。 (Oct 28, 2005 05:45:33 PM)
コメントありがとうございました。
いや~chichichiさんのように、実績も残されていて、今もいろいろと活動なさってられる方に、「反省しきり・・」なんて言われたら、私など浮かばれませんよ~^_^; きっと、知人の死にあわれて、少し感傷的になられていらっしゃるのでしょう。 でも、お体には気をつけられて活動されてくださいね。 (Oct 28, 2005 05:58:40 PM) |