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テーマ:読書(8206)
カテゴリ:【読書】未分類
本のタイトル・作者 誰になんと言われようと、これが私の恋愛です [ 劇団雌猫 ] この本はどんな人におすすめ? ・ありとあらゆる「オタク」の人 ・結婚とか出産とかしないといけない?と焦る人 ・結婚とか出産とかしてもオタクでいい?と罪悪感を覚える人 本の目次・あらすじ 第1章 オタクも恋しちゃダメですか? ・初彼が「犬夜叉」だった女 ・アラサーになっても若手俳優に出会いたい女 ・高齢処女に思い悩んだ女 ・マッチングアプリの深淵を覗いた女 ・「一般女性」になった女 第2章 これは「恋」じゃないですか? ・「ときメモ」で離婚を決意した女 ・性欲を「シン・ゴジラ」で断ち切っていた女 ・合法的に婚外恋愛を楽しむ女 ・女オタ同士の恋愛を見守る女 ・夫のちんぽが目覚めない女 第3章 結婚ってなんですか? ・ドルオタ同士で結婚した女 ・「A太郎」と別居婚する女 ・オタ友と同居している女 ・40歳を過ぎて独身の女 ・結婚するつもりじゃなかった女 アンケート 悪友たちのときめき事情 座談会 これからの「恋愛」の話をしよう 引用 結婚それ自体を後悔しているわけではなく、まったく別の次元で、「ああ、こうじゃない違う人生だって存在していたはずなのに」とじくじくと辛かった。選択肢を狭めてしまったような、夢の中に存在していた自分の手を放してしまったような。 結婚生活はハッピーだけど、別に結婚した「から」幸せなんじゃなくて、結婚しなくても絶対絶対幸せだったのだ。私はどっちだって幸せになれた。無理だけど、本当は平行して証明してみたかった。どちらの道もずっと遠くまで歩いてみたかった。楽しいことも辛いことも悩みも葛藤もそれぞれにあったはずで、どっちの世界も見てみたかった。 メモ・感想 2020年読書:3冊目 おすすめ度:★★★ 以前に読んだ、 2019.10.09 「劇団雌猫×篠田尚子『一生楽しく浪費するためのお金の話』」 の「劇団雌猫」(平成生まれのオタク女4人組)による著書。 私は浅瀬でちゃぷちゃぷするタイプのライトオタクなので、なんというかもう、「心身を賭して好き」「人生を捧げるくらい好き」な人をみると、ただただ「すごいなあ」と圧倒されるし、その情熱が羨ましくもある。 恋愛って、なんなんだろう? それは、現実世界の日常の男女間にだけ生じるもの? アイドルを、アニメのキャラクターを、舞台の俳優を、ゲームのキャラクターを、好きになったら、それは恋愛じゃないの? という問題提起。 読み始めは「いや、それは仮想恋愛であって、恋愛じゃないでしょ」と思ったのだけど、読み終えるころには「誰かを好きになるのに、性別とか次元って関係ないかも」と思っていた。 ただ純粋な「好き」を追求できる時代が来たのかも。 初彼が犬夜叉(ネット上で知り合った、キャラになりきってくれるおそらく同性の恋人)の話は、とても良かった。 私も、独身だったら「結婚しなくちゃ」と焦ったかな。 それが目標で、ゴールみたいに。 今はまだ、社会的に結婚制度が有効で、結婚していると楽だ。 社会的保障や、恩恵を受けられる。 世間の人も納得して、それ以上追求してこない。 結婚生活を続けているうちに、チームとしての団結力は高まる。 相手への信頼や、深い愛情は増していく。 けれど、「ときめき」は?身悶えするような恋愛エネルギーは? 残念だけど、枯渇していく。 そのとき、「萌え」が「推し」が、日常を彩ってくれる。 心臓をぎゅっと掴まれたような、キャアアアアー!とじたばたしてしまう、あの感じ。 私も、萌えキャラから日々、ときめきを補っているもの。 合法的配偶者外恋愛。 人それぞれ、個々人がしあわせなら、それでいいじゃない。 本業はオタクです。 シュミも楽しむあの人の仕事術 (単行本) [ 劇団雌猫 ] 同著者グループによるこの本も読んでみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.01.16 04:06:08
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