本のタイトル・作者
貯められない女のためのこんどこそ！貯める技術 [ 池田 暁子 ]
この本はどんな人におすすめ？
・浪費家
・気付けばお金が消えている人
・何に使ったか思い出せない人
本の目次・あらすじ
第１話 小金持ちの優雅な１日。
第２話 相も変わらず綱渡り生活！
第３話 徹底検証・お金はどこへ消えた？
第４話 アグレッシブに貯金開始！
第５話 キリキリ節約で粉まみれ！？
第６話 貯金と片づけって似てる！
第７話 お楽しみ＆未来口座で明るい明日！
第８話 私はこうして万年貧乏から生まれ変わった！
感想
2020年読書：87冊目
おすすめ度：★★★
再読。池田さんのコミックエッセイ。
「小金持ちの優雅な１日」がまさに前の私。
大したものを買っていないのに、気付けば結構な額のお金が無くなっている。
ちょっとしたお菓子、飲み会、カフェ、セールだから買った服、福袋、ハマって大人買いしたコミック、ガチャガチャ、くじ、フィギュア、ドール、新しい自分に期待して買ったテキスト、アロマ…。
浪費して、後悔して、節約しようとして我慢して鬱屈して、ストレス発散のためにまた散在して。
今ならわかる。
「それ、いらんで」
「自分ってそんな変わらへんで」
「買わんでいけるで」
「夢、見過ぎやで」
「自分の心をモノで満たしたらあかんで」
でもその時は、分からなかった。
お金は、新しく手に入れた力。
それは、自由だった。
だから使ってみたかった。
いっぱい間違えて、失敗して、ようやく気付いた。
たくさんのモノを買ったって、私は幸せになれない。
そしたらモノを買わなくなった。欲しいものがなくなった。お金が貯まった。
自分の心の空白を、虚無を満たすためにお金を使えば、いくらあっても足りない。
でも、自分に向き合って正直に素直になると、お金は少しあれば充分になる。
不思議だ。
お金をたくさん使っていた前より、今の方がずっと幸せなんだから。
池田さんの本は、本当に基本的な「やりくり」からトライする。
一度もお金を貯められたことがない人におすすめ。
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