本のタイトル・作者
ノーサイド・ゲーム [ 池井戸 潤 ]
本の目次・あらすじ
大手自動車メーカー・トキワ自動車の経営戦略室につとめる君嶋は、バンカーオイルを扱うカザマ商事の買収に反対し、横浜工場の総務部長に飛ばされた。
その役職には、もうひとつの顔がある。
社会人ラグビーリーグに属する「トキワ自動車アストロズ」のゼネラルマネージャー。
低迷するラグビーチーム、旧態然とした日本蹴球協会。
まったくの素人である君嶋が、ラグビーチーム再建に真っ向から挑む。
引用
だが、もっと大きなところで、どんどん理不尽がまかり通る世界になっている。だからこそ、ラグビーというスポーツが必要なんだろう。『ノーサイド』という精神は日本ラグビーの御伽話かも知れないが、いまのこの世界にこそ、それが必要だと思わないか。
感想
2020年読書:198冊目
おすすめ度:★★★
大泉洋さん主演でドラマ化されていた作品。ドラマは見てなかったけど、小説を読んだ後で見たくなった。
面白かったです。起承転結がはっきりしていて、縦糸(ラグビーチーム再建)と横糸(きなくさい企業買収)が絡み合って、ミステリ的でもある。
映画とかドラマにしたらよさそう!という構成。たしかに池井戸さんの作品って、めちゃくちゃドラマ化されてる。
チームに応援メッセージが届いたシーンは、目頭が熱くなりました。
前に、話題になっている作家さんだし、と『民王』を読んでみて、これも面白かったのだけど、私には刺さらなかった。
面白いのになあ…。
ほかの作品も読むか、ちょっと迷っている。
たぶん、きっと、読んだら絶対面白いのだ。
だからこそ、天邪鬼な私には向かない気がしている。
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