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2022.08.16
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テーマ:読書(8219)

本のタイトル・作者



大人になってやめたこと [ 一田 憲子 ]

本の目次・あらすじ


はじめに

心のこと
・欠点を無理して直すのをやめる
・「わかってからやる」をやめる
・「誰かと一緒」をやめる
・長く続けることをやめる
・反省をやめる
・明日でいいことは今日しない
・「もっともっと」をやめる
・カメレオン体質をやめる
・独り占めをやめる
・付き合いをやめる
・大人になって始めたこと1 誰かの「得意」を生かす

おしゃれのこと
・ファンデーションをやめる
・疲れる靴をやめる
・高級下着をやめる
・ジャージをやめる
・張り切っておしゃれすることをやめる
・靴磨きをやめる
・洋服を探すのをやめる
・大人になって始めたこと2 洋服をインして着る

食べること
・おかずを1品作るのをやめる
・じゃがいもを丸ごと茹でるのをやめる
・新しい調味料を買うのをやめる
・糖質を軽くやめる
・小分け冷凍をやめる
・野菜の宅配をやめる
・かわいいカップ&ソーサーをやめる
・大人になって始めたこと3 ジャムを煮る

日々の暮らしのこと
・夜、仕事をするのをやめる
・手紙をやめる
・古道具を買うのをやめる
・完璧に掃除するのをやめる
・ジム通いをやめる
・リネン生活をやめる
・切り抜き&ブックマークをやめる
・トイレブラシをやめる
・丼勘定をやめる
・新聞をやめる
・大人になって始めたこと4 メモで日常を足し算する

おわりに

引用


人生後半の「わかる」は、自分の引き出しの中にあるものを、全てひっくり返し、え~っと、これは、どういうことだっけ?と、もう一度その意味や価値を考え直す作業だったよう。
若い頃は、自分の周りに果てしなく広がる世界の中に、ちっぽけな自分がアクセスできる方法を探すだけで精いっぱいでした。「世界」に「自分」を合わせていくというベクトルです。でも、年を重ねると、世界はとらえようのないほど広くて、不確かなもの、とわかってきます。だったら、ものさしを「自分」に置くしかない……。引き出しの中身を、自分のものさしで再定義していく。それが、私の50代の始まりでした。


感想


2022年208冊目
★★★★

人生の先輩の本を読みたいと思っている。
そこから学びたい。
何が見え、何を学び、そして何より、何を悔いているのか。
酸いも甘いも噛み分けて、人生の苦みを知ったその後で。

この本は、著者が50歳になり(「大人」になり)、やめたことを綴ったもの。
著者は、「やめる」ことは、自分に嘘をつかないことだと言う。

若い頃の「こうしなきゃ」「こうあるべき」「こうだったらいいのに」って、憧れだ。
それは自分をその高みに持って行くためのモチベーションにもなるけれど、同時に現実の自分と理想の乖離を思い知らされることにもなる。
そこでずっと「そうではない自分」を否定して思い煩って生きるのか?
方法は2つしかない。
現実を変えるか、理想を変えるかだ。

そこで理想の棚卸しが必要になる。
憧れは、はたして「自分の」憧れだったのだろうか?
世間が、人が、「よい」「こうすべき」と言っていたものを鵜呑みにして、本当は好きでも好みでもないものを、無理に頭から信じ込もうとしていたんじゃないか?
私は本当は、何が好きなんだろう?
何がしたいんだろう?
どう生きていきたいのだろう?

胸に手を当てて考える時、内側から「すき!」「これがいい!」と思えるものだけが、本当の「憧れ」であり「理想」なんだろう。
さあ、後は今の自分を、「現実」をどう折り合いをつけて「理想」に寄せて落着させるかだ。

著者はたくさんのものごとを「やめる」。
自分には出来ないこと。自分には合わないこと。
それは、何故だったのか。
繰り返し自分に問いかけ、その答えに耳を澄ませながら。

著者は言う。「正しいか間違いかを判断する唯一の方法は「やってみること」」。
年齢を重ねるごとに、「これはこういうもの」と思うことも増える。
ああ、それね。それなら知ってる。あれはそれと似てる。
でもそれって、損しているよね。
知ったふうなことは、たいがい知らないのだ。無知を認めたくないだけで。
あるいは失敗するから、恥をかくから、やらないこと。尻込みすること。
えいやと踏み出してみれば、納得する。
身体経験としての「納得」は、大事だ。
後悔しないための唯一の方法は、「やって、失敗すること」だと思う。
いっぱい悔やんで、こんなことしなきゃよかったと思って、でもそれでも、私は「あの時こうしておけば」と悔やむことはない。
自分の人生に納得できるかどうかは、その積み重ねだと最近思う。

私の人生の折り返し地点がどこかは分からないけれど――。
大人になったんだから、やめよう。
誰かの機嫌をとって、「良い子」でいる。
そんなのもう、やめだ。
顔色を窺い、阿って媚び諂って生きるには、人生は短すぎる。

ともすれば臆病で引っ込み思案な自分に言い聞かせる。
やってみなさい。そして思い切り失敗しなさい。転んで傷だらけになりなさい。
あちこちで恥をかいて、涙が枯れるほど泣いて、そうして自分の力で起き上がるの。
そうすることでしか、あなたは納得できないから。

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最終更新日  2022.12.03 23:46:50
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