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2021.09.14
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テーマ:読書(8208)
カテゴリ:【読書】未分類

本のタイトル・作者



暮らしを変える書く力(1) [ 一田 憲子 ]

本の目次・あらすじ


1章 「書く」ってどういうこと?
2章 日常の言葉
3章 「聞く」ことから「書く」ことが始まる
4章 「言葉」による刺激
5章 書くことで自分の内面を掘り起こす

引用


大事なのは、今目の前にあることから、ふわりと視線を上げてみること。日常というものの上に、ぷかぷか浮かんでいる「真実」を見つけて言語化すれば、個人の体験が、みんなが手を伸ばせば届く言葉になる。今日のささいな体験が、あの人やこの人の生活ともつながる……。その手応えを感じたとき、「ああ、書いていてよかったなあ」と思え、その実感が次に書く力を育ててくれると思っています。


感想


2021年読書:191冊目
おすすめ度:★★★

「暮らしのおへそ」の編集者による書き方の本。
「これをこうすると、もっとよくなりますよ」という例が数多く掲載されていた。

正直、私としては「よくなっている…か?」と思う面もあるのだが、これは文体の問題なんだろう。
私の好みではない文体。でもこれはこれで、ひとつのスタイル。
暮らし系の雑誌って、なんでこういう書き方なんだろう。

引用部分、村上春樹の「井戸を掘る」という表現を思い出した。
みんなが見えている建物部分。
けれどそこから地下に潜って掘っていくと、共通の水脈がある。

なぜ書くのだろう。
書いたって、書かなくたって、同じ。
別に一般人だ。それを仕事にしているわけではない。生きていけるのだ。

それでも書くのは、書かずにおれないのは、なぜ?
結局は、書くと言うのは「深く潜る」ことなんだろう。
地下に穴を掘り、空に手を伸ばし。

万葉集がずっと読み継がれるのは、きっと同じ水脈を自分の中に見つけるから。
空を見上げ、その美しさに目を見張る。それを言葉にして、届ける。

とめどなく流れゆく暮らしを、儚いこの生を。
その流れの中に、その一瞬の中に見出せたなら。


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最終更新日  2021.09.14 00:00:18
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