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カテゴリ:タイガース背番号史
背番号19(その6) 背番号19の第6回目 最終回です 最終回は3名の紹介になるんだけど「19」は創成期からある割に着けた人数は通算16名で 意外に少なかった感じがする 藤井栄治さんあたりから長い期間付ける人が多くなったんだよね 小林さんが投手の番号として確定させたのはの間違いないわ そのあとは投手以外は着けてません 2023年は欠番状態になって、今これを書いてる2024(令和6)年はルーキーの下村海翔投手が着けることになりました 蕭 一傑(しょういっけつ) 投手 台湾の屏東県屏東市出身。郭泰源に憧れていた蕭は日本で野球をやりたい思いが強く、2002(平成14)年に宮崎県の日南学園に野球留学する。 奈良産業大に進むと3年まで主にリリーフだったが4年時に先発に回ってエースとなり、通算16勝1敗、防御率0.63という高い数字を残すまでになった。一般のファンの認知度は低かったが、各球団のスカウトは上位指名候補にリストアップしていたようだ。 台湾出身ではあるが5年以上日本の学校に在籍たことでドラフトの対象選手になる。2008(平成20)年のドラフト会議で、タイガースは松本啓二朗(早大・外野手)、藤原紘通(NTT西日本・投手)を次々と抽選で外し、外れ外れ1位で蕭一傑を獲得している。背番号は筒井和也から「19」を受け継いだ。 蕭はどちらかというとアーム投法で肘のしなりが少ない。そのためスピードも140キロ台後半がたまに出る程度で、変化球もカーブ・スライダー系しかもっていなかったため、配球にも幅がなかった。 2010(平成22)年9月に初めて一軍登録されるが、チーム事情で登板機会がないまま抹消されている。ファームでは16試合で5勝2敗、防御率3.13と安定した働きを見せていただけに惜しかった。 2011(平成23)年8月、ようやく一軍で初登板初先発できたが5回1失点で敗戦投手に。結局2試合で抹消され0勝1敗に終わった。 2012(平成24)年はファームでも17試合で1勝3敗、防御率4.15と結果が残せず戦力外通告を受け、シーズン終了後に自由契約となる。 2013(平成25)年はソフトバンクに育成選手として拾われたが、結局伸びしろがなく、同年1年限りで戦力外となった。 2019(令和元)年には日本ハムファイターズで王柏融の通訳を務めたのち帰国。翌2020(令和2)年から味全ドラゴンズで投手コーチを務めている。 藤浪晋太郎 投手 大阪府堺市出身で大阪桐蔭高校に進み2012(平成24)年の春・夏連覇を達成しドラフトの目玉となった。当時197センチの長身から投げ下ろすストレートはMax153キロを計測し、花巻東高の大谷翔平と並んで高校球界の2大怪物と称されている。ちなみに藤浪と大谷は選抜1回戦で当たり9-2で大阪桐蔭が勝ったが、藤浪は大谷にソロホームランを打たれている。高校野球時代に「ホームランを打たれたことがない」という藤浪が許した唯一ともいうべき一発だった。 1年目の2013(平成25)年は、開幕3戦目3月31日のヤクルト戦でプロ初先発。高卒ルーキー投手の初先発最速記録を塗り替える。 最終的に惜しくも規定投球回数に届かなかったものの24試合(先発23)10勝6敗126奪三振、137回2/3を投げて自責点42、防御率2.75という素晴らしい成績を残す。高卒新人の1年目での10勝到達は1967(昭和42)年の江夏豊以来の快挙だった。ただしリーグワーストのワイルドピッチ8個という課題も残している。 2014(平成26)年には投球回数163回を上回る172三振を奪うなどさらに凄みを増し、8月1日の横浜DeNA戦では球団タイ記録の7者連続三振も記録している。25試合すべて先発して11勝8敗だが四死球から失点することが多く、防御率は3.53で1年目よりかなり悪かった。与死球は11個でリーグ最多を記録している。 一方で与四球82、与死球11、ワイルドピッチ9個はいずれもリーグ最多を記録し、制球の面は相変わらず課題が解決できないままとなった。 2015(平成27)年、制球の悪さを改善するために首脳陣はインステップの投球フォームを矯正しようとするが、もともとオーバーハンドではなくスリークォーターの藤浪の腕の振りまでは替えられない。ますます制球は不安定になり、右打者へのデッドボールからトラブルが多発してイップス状態に陥る。 このあたりは関係者のみならずファンも巻き込んで議論が巻き起こったが、藤浪本人にも制球難の原因はよく判らず、日本人離れした長身のため身体のバランスがズレていると指摘され肉体改造にも取り組んでいくことになる。 結局26試合で7勝11敗、相変わらず四死球は多く、防御率も3.25に落ちてシーズンを終えたが、翌年から泥沼にはまっていく。 2017年 11試合3勝5敗 防御率4.12 2018年 13試合5勝3敗 防御率5.32 2019年 1試合0勝0敗 防御率2.08 とうとう1勝もできなくなってしまい、ほとんどをファームで過ごす状態にまで落ちている。 2020(令和2)年、先発で負けが続いてついに中継ぎに配置転換されると、7ホールドを挙げてやや復活の兆しも見えた。(24試合1勝6敗7ホールド) しかし2021年(令和3)年は21試合3勝3敗4ホールド、2022(令和4)年も16試合3勝5敗で、結局タイガースも匙を投げるところまで来てしまう。 ストレートは相変わらずメジャーでも最速クラスの160キロ近くを投げることができることから、藤浪は2022年オフにポスティングシステムでのアメリカ行きを決意し、2023(令和5)年1月14日、オークランド・アスレチックスへの入団が発表された。 甲子園球場のある兵庫県西宮市出身。九州国際大学付属高校では最速149キロを記録する速球派としてエースになるが甲子園出場はできず、青山学院大学へ進む。 大学ではひじの故障もあって2年時には投げていない。通算16試合7勝3敗1セーブ、100イニングで83奪三振、自責点18防御率1.62の成績を残す。4年時には全日本大学選手権で優勝、最速152キロを出している。 まとめ 蕭一傑さんはドラフト上位候補ではあったけど1位までの投手じゃなかったとおもうな 「外れ外れ1位」だったのをみても ものすごく期待されてたってわけじゃないのよ ストレートは「普通」 変化球も多くなく 制球力も「普通」 結局はプロでたった2試合しか投げられず、0勝1敗という残念な成績で終わってるね 藤浪さんはいろんな人がいろんなことを言ってるけど 2代目個人としては日本の野球におさまる器・規格じゃなかったとおもうのよ この人こそ最初からアメリカへ行くべき投手じゃなかったかってね 藤浪さんはいろんな人が口出しする日本のプロ野球向きじゃないのよ 2代目はメンタル以前に投手としてのポテンシャルは高くても それを生かすだけの技術が足りていないんだとおもうのね だから周りが口出ししたがるわけよ 下村選手はまだわかりません 体格的には村上様に近い感じだし ボールの質やコントロールがどれくらいかにかかってる 先発・リリーフ共に人材が豊富な今のタイガース投手陣では一軍枠に食い込んでいくのは容易じゃないけど期待はしてますよ
これで背番号「19」はおしまい 読んでくれてありがとう 背番号20へつづく ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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おはようございます😃
朝の空気はちょっと冷たいですが、晴れて良い天気になっていて、日中の最高気温は16℃まで上がる予報の東京都清瀬市です。 藤浪投手は入団当初は良かったんだけどね~ メジャーに向いているかもしれないので頑張って欲しいですね。 下村君はどうでしょうね、期待しています。 では、素敵な火曜日をお過ごしください😃 (2024年02月13日 11時22分07秒)
ヒロくん2010さんへ
コメントありがとう ドラフト上位で入ってくる選手は人に抜きんでたものを持っているとおもうのね それを引き出せるか 伸ばすことができるか ここが難しくて消えて行ってしまう選手のほうが多い気がする 藤浪投手の持ってるポテンシャルは 元々メジャー級だったんでしょうね 日本のコーチのレベルでは手に負えない器 今年は化けるんじゃない? 下村投手はまだ投げてる姿を映像ですら見てないのでなんとも言えないけど今の投手陣の充実を見ると 2年くらいは下積みかもね (2024年02月14日 09時07分00秒) |